院長ブログ

22JUN

歯周治療と禁煙支援

2006年06月22日

煙草が健康に煙草がよくないことを子供でも知っています。空港、駅などでも喫煙者は煙突の下みたいな肩身の狭い場所に追いやられています。いまや世界の常識なのです。歯周治療にも歯周外科にも悪いことはわかっているので患者さんご自身が禁煙してくれなければ我々歯科医には責任が負えません。煙草をやめてもらうことも歯科医の仕事のひとつです。「そんな堅いことばかりいって」なんていわれてもしょうがありません。
私も、患者さんに禁煙を勧めるにもかかわらず自分の指がヤニ臭ければ説得できまい、と自己暗示をかけ全く吸わなくなってから10数年経ちました。

ところである方の禁煙前後の歯肉の変化をみてください。3箱/日のヘビースモーカーでした。
禁煙前後.jpg
煙草と歯周病の関連をご説明しました。
1. ニコチンが歯周病原菌と戦う白血球の遊走阻止
2. 歯肉の線維化
3. ヤニが歯についてプラークが停滞しやすくなる

よく納得いただいたご本人の努力で禁煙に成功しました。後日私たちに数々の名言を残してくださいました。
1.「最近急に歯磨きするようになったし煙草やめた。『健康オタクになってどうしたの?』と職場で言われています。」
2. 「禁煙はじめた頃は辛くて辛くて、、、。灰皿のにおいを嗅いで紛らわせました」(これはすごい!)
3. 「(まきの)先生のおかげでハワイにいってきます。毎日1000円くらい吸ってましたので月に30,000円。半年で、、、、。煙草やめたらハワイなんか安いもんですわ」(でもこれは「煙草はやめない。肺癌で死ねば本望」なんていうひとにとっては些細な話でしょう「ハワイがどうした」といわれればそれまでの話。)

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