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2006年06月19日
交通事故から13年後に審美補綴
‘93年。この患者さんが10歳、車にはねられて意識不明の重体となり、気がついてみたら前歯が欠損していました。退院後、主治医であった寺田矯正歯科医院http://www.terada-ortho.jp/寺田康子先生を受診したそうです。両隣の歯を削ってのブリッジは先送りにするため、レジン歯をはりつけることでスペースと最小限の審美性は確保し成長が終わるのを待つことになりました。レントゲンでわかるとおり、歯髄腔が完全に閉鎖しています。
事故で前歯を失ったことは残念でしたが、すぐに幼弱な前歯を削ってブリッジにするのではなく侵襲の少ないレジン歯の接着でしのいできたことはとても大きな意義がある素晴らしい判断です。早期にブリッジにしていたら、支台歯の2次カリエスのリスク、またそのやりなおしを繰り返すうちに歯髄をとることになっていたかもしれませんし、歯頚部ラインの変化も当然考えられます。健全な歯を削る時期は遅ければ遅いほどよいにきまっています。これまで何度か脱離や新製もしてきたのでしょうが、最初の寺田先生の(いまでいうMIとしての)診断とその継続、そしてそれについてきてくれた患者さんに最大級の讃辞を送りたい。最良の選択肢です。

そして13年後。
「結婚式の日取りをきめることになった。人生最良の日にとびっきりの笑顔の写真を撮れるようきれいに治してほしい」というのが今回の主訴です。いまが補綴に踏み切るタイミングでしょう。
逆に、例えば結婚式当日朝になって急にレジン歯の接着が外れたとしたら、患者さんはもちろん、術者としても生涯後悔することにもなりかねません。ここはあらん限りの知識と技術を振り絞って、最良の方法を選択してあげるべきです。
長い役目を終えたレジン歯を外し、キャスタブルセラミクスのブリッジで修復を行いました。Congratulations!
投稿者 makino418 : 21:47
コメント
こんにちは。数年前のエントリへのコメントで申し訳ありません。
息子(11歳)が先日事故にあい、ご紹介のケースと同じように前歯が1本欠損してしまいました。
仮歯を入れて、成長の終わりを待っての治療になると思いますが、やはりインプラントは難しいのでしょうか?
今は骨を増やす方法などもあるそうですが、定着しにくいのでしょうか?
今後の生活や将来を考えて不安でいっぱいです。
どうかよろしくお願いいたします。
投稿者 とも : 2008年10月17日 17:12
拝見してみないと確かなことはいえないので、あくまでも一般論であることをご理解ください。
要するにインプラントを入れられるかどうかということですか?ご存知かもしれませんが、歯を喪失したら通常、頬側(外側)から骨がなくなってゆきます。ですので何年も経ってからではインプラントは難しい事が多いです。そこで骨を減らさない工夫もするのですが、、、、。
11歳ですと第2次成長期の終わるまでもうあと数年間ありますので、主治医に相談されたら良いと思います。
投稿者 まきの : 2008年10月17日 20:40
お忙しいところお返事をいただき、ありがとうございます。
近隣の病院を探して受診します。
次々と質問で申し訳ありません。もし不適切でしたら削除してください。
このエントリの患者さんは、やはり骨がなくなっていたため、ブリッジを選択されたのでしょうか?
とても綺麗な仕上がりですね。レジンの仮歯もとても自然に見えます。
今、歯の無い子供の顔を見るたびに、かわいそうで辛いです。この例のように、歯を失っても、見た目にわかりにくいようにできると良いのですが…
投稿者 とも : 2008年10月18日 20:51
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