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2008年03月29日
マイクロスコープの功罪?
私の歯科臨床に不可欠な道具と思えていたマイクロスコープですが、LED懐中電灯の登場で使用頻度がさらに増えました。困ることはマイクロスコープで見なければ知らずに済んだことをまさに「目の当たりに」突きつけられてしまうことです。
昨日一日で4例も歯根破折を確認してしまいました。これは異常な数です。

上3例は臨床症状から察しはついていたことを眼でみて確認できたケース。
下はいくら根管治療をしても打診痛がきえないため「もしやと思ったら、やはり、、、、」のケースです。

多くは無症状に経過しているものの実際には失活歯のなかでかなり高い割合で歯根破折が存在するのでしょう。
「軽微な症状があるけれど理由がわからない」のは術者としてそんな歯がゆいことはありませんし患者さんから「ヤブ○○」呼ばわりされるのは不本意です。なので確定診ができることはいいのです。でも歯根破折となると「なすすべない予後不良宣告」であり、術者患者さん双方にとって不幸なことなのです。それを「知る」こと「告知されること」がほんとにいいことなのか悪いことなのか、、、。
投稿者 makino418 : 16:04
コメント
牧野明先生
はじめまして、横浜市の神山邦江と申します。一患者です。
歯根破折、歯科医師にとっての永遠のテーマと言われていますね。せっかく、顕微鏡でひびを発見したのなら、治療できたらと考える先生は少なくないと思います。先生もその中のお一人ではと思いました。先生のブログを見るきっかけは歯根破折です。(その後、症例が載っているのが興味深く好きで、ブックマークをつけて読ませていただいております。)以前からコメントしたいと思いつつ今日まで来てしまいましたが、思い切って書いてみました。
2009年9月27日(日)に大阪で日本接着学会http://www.adhesive-dent.com/のシンポジウムがあります。テーマは接着を活用した歯の長期保存、具体的には歯根破折の最新接着治療です。歯根破折治療のパイオニアの真坂信夫先生(東京開業)、大学の中で唯一歯根破折の研究治療がなされている北海道大学の菅谷勉先生、開業医で最新治療を考案されて115の症例数をもつ天川丹先生(長野開業)などが講演なさいます。インプラントが普及してきてかなり簡単に抜歯を勧める先生が多くなっていますが、患者のほとんどは「できれば自分の歯を残したい!」と思っています。先生のブログを読んで、先生も出来たら歯を残してあげたいという思いを感じました。出来たら、出席され私のような患者さんを助けてあげていただけたら幸いです。(私は偶々、日本歯科評論の2008年5月号の論文を読み、天川先生に治療を受けることが出来き、現在、9ヶ月経過でX線写真上も異常なく、症状も全くありません。)
投稿者 神山邦江 : 2009年09月14日 03:40
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