院長ブログ

24MAR

歯根破折のCT画像

2010年03月24日

右下7遠心根が垂直破折しています。近心根保存を試みましたが離開不充分で分割できず断念、抜歯。問題は右下5です。前医にて再三の根管治療を経て根充したが頬側のフィステルがきえない、との由。
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臨床症状、口腔内での他の部位の徴候をデンタルと重ね合わせて考えれば歯根破折であることは術者にはわかります。しかし患者さんによりよく理解をいただくためCT撮影です。
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左:CTデータから合成したボリュームレンダリング、きれいに破折していることが目で見てわかります。これなら抜歯も納得でしょう。右:抜去歯牙です。ほらね。
 PS. この春、「デンタルハイジーン別冊・‘力を学ぼう_徴候に気づく、破壊を止める、未然に防ぐ」と題する入魂の好著が出版されます。必見です!本ブログ読者各位はもれなくご予約ください!!

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