2010年03月12日
骨レベル斜めのまま安定
'06 1再初診。60代女性。右下1歯根周囲にx-p透過像がみえます。
左はそれより9年前のレントゲンですが、あまり問題がないようです。

約半年で治療を終えメインテナンスです。

6か月ごとのメインテナンスが続いています。4年経過したレントゲンの比較です。

歯根周囲の骨透過像はそのままに周囲の皮質骨がだんだん分厚く安定しています。もちろんプローブは入りません。このような安定の仕方もあり、は歯界展望2月号に記載のとおりです。
投稿者 makino418 : 13:03 | コメント (0) | トラックバック
2009年09月01日
侵襲性歯周炎治療経過 その2
'09 2.25記事「重症例」第1症例の30代男性

モチベーションが良好で、一度ご説明した後、次回の来院時にはすでに歯肉が大きく変化していたことがとても印象的でした。現在初診から約一年経過しました。

下顎前歯に注目ください。左:初診時、根尖を超えて骨がないようにみえますが 右:一年後。

この間、防カビ剤なんて怪しげな薬はもちろん、特殊なメンブレン何も使っていません。私たちが使っているのは患者さん自身の歯ブラシと、卒直後のコンビニ美容歯科医さんたちが「凶器」とホームページに書いているよくシャープ二ングしたスケーラーのみです。
投稿者 makino418 : 19:38 | コメント (0) | トラックバック
2009年06月24日
根尖病変~歯根破折
本ブログ検索条件人気No.1「歯根破折」です。
'96 6初診20歳代女性 主訴は右上臼歯部冷水痛でした。延長ブリッジ(前医による)ポンティック下の智歯がカリエスとなり歯髄炎です。ブリッジを撤去したらこの智歯が速やかに7の位置にまで挺出してきていることも興味深いのですが、注目は右上5根尖病変。その後 13年間の経過です。
'96 6右上5X-P透過像 根管治療〜'96 10病変縮小傾向

'98 11再発〜根管治療 '99 1ビタペックス仮根充
'99 3 根管充填 '00 3 病変縮小 その後数年間は安定をみていた。

'05~'09 フィステルを伴い病変が再発 マイクロスコープ下で歯根破折を確認。保存は断念

根管治療の成否はレントゲンで判断するしかなく、完治は難しいことは否めませんが、'98遠心まん中付近にあるペーストの溢出は側枝由来だろうと考えていましたが、実は既に歯根破折していたのかもしれません。近心延長ブリッジという少し無理のある設計が歯根破折の誘因のひとつかもしれませんが、今回は「犬歯切削を10数年間遅らせることができた」ことを評価したいものです。
歯根破折の抜去歯は魚の一夜干し用「背開き」と似ていると思いませんか?

投稿者 makino418 : 21:12 | コメント (0) | トラックバック
2009年05月09日
皮質骨の穿孔
左初診時、右抜歯後1年のデンタルX-Pです。

右上犬歯根尖付近の透過像が全く消えません。デンタルでこのようにみえると実際はどうなっているのだろうか?数年前、臨床歯科を語る会の骨梁像の分科会で横浜の丸森先生がシェーデルを切ってみてレントゲンと比較すする、というとってもアナログでオタクな実験結果を披露されたことがありました。
今回3DCT画像からそれを裏付けることができました。

左上右上左下右下の順に歯頸部から根尖方向です。根尖をこえると頬側で穿孔が、さらに深部では口蓋側に穿孔が起こっているのが確認できます。デンタルでは不明瞭な左上1根尖病変が意外に大きく骨が欠損していることも偶見所見です(黄色矢印)。さらにボリュームレンダリングでもこのとおり。

投稿者 makino418 : 17:31 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月08日
侵襲性歯周炎(?)治療経過 その1
'09 2.25記事「侵襲性歯周炎(?)3症例」の中の3例目の治療経過です。
補綴してある3前歯は連結してありました。右上1は保存がかなり厳しいとみえるものの切断して1歯抜歯となれば残りの2歯もさらに悪化することは必至。1.多数歯をまきこんでのロングスパンのブリッジ 2.可撤式義歯 のいずれかの選択を余儀なくされるかと思います。両隣在歯ともすでに歯冠歯根比の悪い歯周病罹患歯なので予後不良は間違いない。VirginTeethを切削しても道連れになって「死なばもろとも」。義歯にしても見た目が悪いだけでなく緩徐な抜歯装置となりそう。いずれにしても欠損の拡大は眼に見えています。さてどうしましょう。こんなときは急いで見切りをつけず、じっくり基本治療に励むのです。

上は初診時、下は6か月後。根尖をこえる骨吸収にみえていた歯槽骨が安定してきました。まだまだ治療途中で予断は許しませんが、ブリッジも義歯も不要となるようです。
4/8は、まきの歯科医院23回目の開業記念日。今日は他にもよい症例をいくつか確認しました。追々ご報告します。
投稿者 makino418 : 19:24 | コメント (0) | トラックバック
2009年02月12日
3Dボリュームレンダリング
左下臼歯部の断層撮影。左から右に「567部

舌側にアンダーカットがあることがわかりますが、あくまでも1断面にすぎないため形態がつかめません。それがボリュームレンダリングで処理するとご覧のとおり。

スタディーモデルでは顎堤幅が十分あるように見えて(水色矢印),実は落とし穴(紫黄緑矢印)があることがイメージできます。さすがにデンタルXーPをいくら深読みしようとこうはいきません。例えばここにデンタルやパントモだけみて骨があるものと誤解して長いインプラントをいれようとしたら、、、。
投稿者 makino418 : 22:10 | コメント (0) | トラックバック
2009年02月05日
3DCTとデンタルx-pの比較
3DCTから得られる立体画像を、デンタルを「読む」ことでイメージできる眼を養いたいものです。
下顎骨のなかで下歯槽管とオトガイ孔の位置関係


上顎洞の形態。デンタルに写る2本の線はどこを示すのか


両者を見比べながら確認することはもちろん大切です。
投稿者 makino418 : 20:58 | コメント (0) | トラックバック
2008年09月10日
ルートプレーニング~自然移動~X-Pの変化


投稿者 makino418 : 14:24 | コメント (0) | トラックバック
2008年01月05日
CT画像2
咬合性外傷(2007 12.27)でレポートした症例です。

原因歯が2なのか3なのか、また2のエンド病変にもみえます。でも何度EPTを試しても生活歯なのです。
そこでマイクロCTを撮ってみるとこのような画像が得ることができました。

犬歯近心頬側の骨欠損が大きいためデンタルXPでは側切歯にかかっているようにもみえますが、やはり原因歯は犬歯でしかありません。無用な抜髄をせずにすみました。
投稿者 makino418 : 21:06 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月20日
CT画像2

右上犬歯にフィステルです。舌側にためらい傷のような小さな充填はありますが、EPT+_でイマイチ不明。エンド病変かペリオか視診、デンタル、プロービングでははっきりわかりません。

3DCTをみると一目瞭然、何のことはない根尖病変が唇側に波及していました。
投稿者 makino418 : 20:16 | コメント (0) | トラックバック
2007年12月08日
CT画像1
3次元である骨を2次元のデンタルx−pにするとき、グラデーションがあれば頬舌的にレベルの違いがあることはわかりますが、それがどんな範囲で高低差があるのかはCTでみれば一目瞭然です。これを重ねることでデンタルx−Pを「読み取る」眼を養いたいものです。


左上〜右下に向かい1mmスライスですから、4mmとかなり狭い範囲で高低差があることがわかります。
