2009年08月13日
「歯の移動とメインテナンス」全顎XーP
反響がよかったので、全顎デンタルX−Pを追加することにしました。


左下1、左上5の2枚は「vs.再生療法シンポジウム(があったとき)」の先鋒要員です。
ところで知性を疑う「コンビニ美容歯科」HPの噂をききました。年中無休朝早くから夜遅くまでやってるそうです。いわく「従来の歯周治療の歯石除去器具は刃物だから危険です」そりゃあ、使い方を知らないひとには危険でしょう。そんなこといったら高級寿司店のよく研がれた長い出刃包丁なんて「殺傷能力の高い類い稀な凶器」といえることになります。あまっさえ「当院の勧める抗カビ薬のうがいで大半は治る」のだとか。笑止千万、本気で怒ることも大人げないですが、これに釣られる何も知らない患者さんたちはほんとうにかわいそうです。
勝手に何をいってもいいかもしれませんが、不思議に思えることは高偏差値の難関に合格し高卒時には秀才だったはずの若い歯科医がなぜそんな偽物を真に受けるのか!?ということです。大学合格時点で彼の人生は終わったのか、卒前卒後の教育が間違っているのか。「集客」のための確信犯なら詐欺ですが、本当に真に受けているなら、お○カさ加減を世にさらしているのです。
歯科医としてすでに折り返し地点をすぎた身として、こんな輩どもが横行するようになったら、、、とそう遠くない将来のこの国の「歯科」が不安に思えてきました。
投稿者 makino418 : 23:47 | コメント (0) | トラックバック
2009年08月12日
歯の自然移動とメインテナンス
初診時50代女性。上顎左右7欠損。

同じ1歯欠損にも関わらず対合である下顎左右7は大きく明暗をわけた。連結冠右下7は根尖まで骨吸収、左下7はやや遠心に向かって挺出し、歯周ポケットはない。左右6近心には垂直性骨欠損。
歯槽骨吸収を起こした歯牙は、挺出して炎症から逃れようとする傾向にあるが、対合歯の存在、連結固定等により自然移動が阻止されると炎症は拡大する。
本症例の治療とメインテナンス:クラウンを撤去し咬合力を解放。自然移動で骨が平坦になってから補綴。6ヶ月毎のメインテナンスが8年間継続している。


患者さん自身のプラークコントロールの良さとメインテナンスの成果により、炎症再燃の兆しはなし。年数の経過とともに、歯槽骨頂線がますます明瞭になっていくことが興味深い。
投稿者 makino418 : 22:10 | コメント (0) | トラックバック
2009年04月15日
重症例のメインテナンス
ほとんどの歯の根尖近くまで、いくつかは根尖を超えて骨吸収が進んでおり、前医にて全歯牙抜歯を宣告された重症例です。抜歯やむなしと思えるほど全部の歯牙の動揺が著しく、指でひっぱったら抜けそう、、、。どの歯で何を食べているのか不思議にさえおもえるほどでした。

上は治療前、下は治療後。歯冠歯根比の悪さは変わりませんが、3歯を除き保存することができました。そしてその後も患者さん自身のプラークコントロールに加え、ご本人の希望にて毎月一度のメインテナンスが継続されています。
動的治療を終了後3年経過し全顎のレントゲンを撮らせていただきました。
歯周炎の再発や悪化はないばかりか、歯槽骨頂線の明瞭化がさらにすすんでいることが確認できます。継続は力なり、メインテナンスの効果といえます。
投稿者 makino418 : 08:16 | コメント (0) | トラックバック
2008年06月29日
日米Cure~Care2
Lさんは日本にいるときは数か月に一度PMTCを自ら希望して来院されます。
そういえば最近顔見ていないなあと思っていたらアメリカに帰られていたそうでBrooklynの歯科医からレントゲンのコピーを持たされてきました。レントゲン撮影しなくていいよ、という主治医の配慮なのでしょうか、それとも礼儀なのでしょうか。

アメリカの歯科医もデジタル化したようです。やはり18枚は規格なのでしょう。
投稿者 makino418 : 06:39 | コメント (0) | トラックバック
日米Cure~Care
Lさんは日米を往復しているアメリカ人で2004年に歯のクリーニングを希望で来院されました。
アメリカの主治医からもたされたレントゲンです。

18枚法とでもいうのでしょうか。マウントシートが存在するのでアメリカのスタンダードなのかもしれませんが、必要なところはみえない割には無駄なショットが多い。そこで正しい10枚法です。

問題は左下6の根分岐部病変。出血排膿pd9mmLindheの分類3度です。
アメリカ歯周病専門医がオペをして補綴専門医のクラウンだそうですが、このままでは抜歯も近い?
