院長ブログ

01AUG

歯肉退縮&クリーピング

2020年08月01日
密かに歯肉退縮に悩む方はとても多いらしく、遠く県外から来院されたりご質問ご相談いただいたりすることしばしばです。ただし言葉だけが一人歩きしている場合もしばしばあるようで、半分以上は歯肉退縮とは言えないものも含まれているようです。鑑別診断こそが一番大事なのですが。
ただし今回は大先輩である歯科医からのご質問、しかも36年にわたる超長期経過症例です。
右上犬歯のクリーピングすごいですね!
Dr北浦症例.jpg
原因は
1.MTMにより犬歯がいわゆるボーンハウジングの中に入ったこと
2.付着歯肉が十分あり歯周組織の厚い症例であること
3.オーバーブラッシングではないこと
 と考察されますね。
こうした症例をじっくりみつめ考えることが、臨床家の眼を養う上で重要だとおもいます。

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