院長ブログ

2017年1月のブログ記事

30JAN

糸魚川 未曾有の大火災から1ヶ月

2017年01月30日
大学ラグビー部時代の後輩N先生には毎年のように鯛釣りをさせてもらってお世話になっている上、当地の歯科医師会学術講演会に2度もお招きいただいていることから、なんとなく「借り」があるように思えていました。
140軒もが消失した未曾有の大火災から1ヶ月、少し落ちつかれた頃かと思い様子をみに行ってきました。
まさに焼け野原。写真を撮ることは不謹慎なように思えて遠慮しましたが、東日本大震災後の焼土となった東北地方の様子を彷彿とさせる光景が広がっていました。銀行など鉄筋コンクリートの建物だけは焼け残っているものの、サッシの窓ガラスが吹き飛んでいたりして、あの強風の中「飛び火」と言っても火の粉が飛んできたというような生易しいものではなく、火のついた塊が飛んできて建物を破壊したのだろうなとその凄まじさが想像されました。
糸魚川.jpg
被災された方達になんの力添えもできませんが、当地に少しだけでもお金を落として行けばと思い、わずかなお土産を買って帰りました。


27JAN

静かにロングセラー!?

2017年01月27日
 拙著「歯周基本治療で治る!歯周基本治療で治す!」を出版させていただいて以来、いろんな方面から意外に多くの反響をいただいてきました。でももうそろそろそれも終わりかなと思っていた矢先、こんなハガキが届きました。
支払い調書.JPGまだ売れているらしい!しかも昨年より今年の方がむしろ多く買っていただけているようです。読者層は歯科医師とそのスタッフと限定されているので、一般の書店に並ぶような本とは発行部数が桁違いに低いものの、歯周基本治療の重要性を伝えたい思いを認知していただけているようです。実にありがたいことです。
 中に誤植や誤字がいくつか見つかっています。いつかのタイミングで訂正したいものですが。

また2010年デンタルハイジーン別冊「知っておきたい力のこと」。こちらはわずか数ページの原稿ながら共著ということになるのでしょうか。まだ売れ続けているようです。この2冊の間に、他にも数冊の発刊に関わらせていただいてきましたが、それらの名がないことから見ると根強いロングセラーのようです。

26JAN

歴代スノーボード

2017年01月26日
左から順に私の愛用してきたスノーボードです。
20数年来のスノーボードの進化を見るようですが、それぞれ微妙に用途が違うのです。
左から
 エントリーのモローですが、昔のわりに完成度高いボードでした。
 ハードブーツにしたくてバートンアルプ。これもよく使いました。
 細くて長いレース仕様は、ネットオークションだった
 バックカントリー用が欲しくてバートンフロンティア
 今の現役 バートンフィッシュ パウダー仕様です、お気に入り。
歴代雪板1.jpg
裏返して見るとわかりやすいですね。まさに機能と形ですね。
歴代雪板2.jpg

23JAN

PCデータ移行

2017年01月23日
愛用してきた MacBook Air です。すでに何十回?の講演に、幾つの原稿執筆に使い倒してきたかわかりません。充分に元をとって有り余るのですが、ここ最近少し挙動がおかしくなってきました。こうした前触れ?ののち、突然動かなくなった、データが全て吹っ飛んだ、など数々の酷い目にあってきました。時間的に余裕がある時を見計らってPCを新調しようと思っていましたが今がその時でしょう。
       date ikou  1.jpg
一時間とちょっとで新PCに移行でき、一安心。
データ移行2.jpg
これまで使用してきたもの(左)は、出張講演専用機にして少し楽にしてあげることにしまた。


19JAN

東京松風歯科クラブ講演

2017年01月19日
すでに故人となられた、歯科を学んだ者なら誰でも教科書でそのお名前を見たことあるような先生たちが発起人となられた、GPとして必要な近代歯科医学を研修する会で講演させていただきました。59周年、今回で第663回例会だそうです。
会場満席となる多数の先生方に参加いただき光栄でした。
東京松風歯科クラブ講演.jpg私が大学ラグビー部一年坊だった時の監督さんE田先生はこの会の現幹事なんだそうで、父上もこの会のお世話をされていたんだそうです。 
17JAN

日本歯科医師会雑誌11月号論文

2017年01月17日
ここ20年間ちょっとで歯科雑誌その他に書かせていただいた論文や駄文を指折り数えてみたらかれこれ50本ほどになっていました。evidenceとなるようなものは一本もないものの経験則を疑似体験していただけることがあるとすれば、これも私の仕事の一つなのかもしれません。

「日本歯科医師会雑誌」は歯科雑誌の中では日本国内最大発行部数6万部、これまでのものとは反響が少し違いました。広い範囲の先生方の目に触れるのでしょう、馴染みの少ない高齢の方からまで、見たよ!と声かけられます。ありがたいことです。

日本歯科医師会雑誌論文.jpgこの分野をかつて専門的に研究されてたE先生からその内容について詳しいご質問と過分なたか評価をいただいたのもうれしい驚きでしたね。
日本歯科医師会雑誌2.jpg
改めて歯科界の中での本誌の重要な位置付けを再認識した次第です。




13JAN

天然歯切削回避のためのインプラント 10年経過

2017年01月13日
インプラントを応用するメリットの一つは、欠損に隣接する歯の切削を回避できることでしょう。40代女性。右下6、上顎前歯のロングスパンブリッジの動揺を主訴に県内の歯科医院からの紹介で当院を受診されました。他の欠損部位も含め、患者さん自身の希望から多数のインプラントを使用することになりました。
'07術前.jpg治療後、定期的なメインテナンスが継続されており、10年経過しました。
'1710年経過.jpg
どの部位も術直後と変化はなく、良好な経過をたどり、インプラントのメリットが十分生かされていると思います。

09JAN

複数のオトガイ孔

2017年01月09日
CTを撮影した偶見所見でオトガイ孔が3つもある症例に遭遇しました。
オトガイ孔3つ.jpg
反対側は2つ、合計5個。
通常、オトガイ孔は左右1対であるが、3.5%から24.6%の割合で複数のオトガイ孔が認められる事があり、通常大きさは揃っておらず一つの大きなオトガイ孔とその他の副オトガイ孔となる[5]。左右とも副オトガイ孔を認めるものは少ない[5]。(Wikipediaより)

レアケースではあるものの
オトガイ孔は必ずしも一つではない、と考えておいた方がよさそうです。
04JAN

咬合性外傷を伴わない垂直性骨欠損の治癒経過

2017年01月04日
オープンバイトで咬合もブラキシズム等の力の要素は考えにくいと思われるのに左下犬歯近心に深い垂直性骨欠損が存在した。
いつも通りplaque control を徹底し歯肉が「乾いた」状態になってからのルートプレーニング。そしてそのX線写真の経過。
xp固有歯槽骨.jpg
初診から9ヶ月後、ルートプレーニングから ヶ月後に歯槽硬線(黄色線)を確認。
02JAN

GBR〜インプラント埋入 + 自家歯牙移植

2017年01月02日
42y M.上顎前歯歯肉腫脹疼痛が主訴。Perio TypeではなくPower Type。
3前歯は歯根破折で保存不可能につき抜歯。肉芽が多く骨の治癒不良で不整な顎堤になったためGBRを行い、その後にインプラント埋入しました。
右上の欠損部には下顎から自家歯牙移植を行いました。
Sの移植のba.jpg注目点は前歯ではなく右上の経過です。
歯槽硬線.jpg
移植後約半年で固有歯槽骨が確認され、その一年後にはくっきり安定してきました
X線像の変化、楽しいですね〜!

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