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新型コロナウイルスの感染予防対策として
当院では下記の通り衛生強化の取り組みを実施しています。
1. 毎朝、院長はじめスタッフ全員の検温をし、体調の確認をしています。
2. 医療器具は全て患者さんごとに滅菌消毒をおこなっており、他の患者さんと共有することはありません。
3. グローブ、マスク、消毒用アルコール等は十分にストックがあり、グローブマスクを使い回すことはありません。
4. 一定時間毎に窓を全開にして換気を行います。
5. 次亜塩素酸水を噴霧しウイルスを除菌しています。
患者さんへお願い
1. 入室される方全員に検温をさせていただいていますが、発熱、咳等の風邪の症状が見られる場合お申出ください。改めて予約をお取りいたします。
2. 入り口に手指消毒用アルコールを設置しています。入室される前に手指の消毒にご協力ください。
3. 治療前にウイルス除去効果のある薬液でガラガラ嗽をお願いしています。
よろしくお願いします。
それならと指名させていただいた方は、九州弁をしゃべるアメリカ人!なんて失礼なこといつても笑い飛ばしてくれる、気さくなオ●さん。でも、アメリカにわたり大学院まで終えたど根性と存在感はハンパなし!説得力抜群! 私とは真逆の内容ながら、うまくリンクしたようにみえて企画がまんまと的中したのは一昨年のことでした。楽しかったなぁ。その後、わざわざスケーリングしてもらいに上京したし、冬の富山ツアーにもおいでいただいた。
昨年、大学教授に転身されたとのニュースには驚いたけど、今日ご著書を出版したからと、一冊届いた。おまけにこんなチョコレートも
先日の大分での講演に、元臨P理事長N先生がわざわざ聴きにおいでくださり前夜懇親会で私と「歯周病と糖尿病の関連は理解できるけど『歯周病を治したら血糖値も下がる』とは言い過ぎだ」「そうだ、そうだ!」と気勢をあげてたら、糖尿病専門医が傍でそれを聞いてて、翌日の講演でヒロシマスタディーのことを話された。
ダウンロードして熟読したら、、、「(歯周組織に)微小炎症が存在する場合、歯周基本治療で有意にHbA1Cが減少する。抗菌剤を用いるとそれが顕著」という研究結果を得たらしい。
当院はPの重症例が多く、それをしっかり治す自信があるので、ぜひ自分のところの症例で検証したいものだが、問題点は二つ。 私は抗菌剤は急性発作の時以外使ったことがないこと。高感度CRPを計測するA社の装置を持たないこと。従来の装置ではあまりに大雑把でダメなんだと。60万円だかするそうだけど自力で買う財力はないしなあ。
手軽に外注お願いできるところ、近くにないかなあ、、、
その後です。入院患者さんの口腔ケアをしている看護師さんが、「ちょっとご相談が、、。患者さんの歯のない部分に骨が露出していて、、、そこ、どうケアしてあげたらいいのでしょう」「???骨が露出??ほんとだとしたら、それはえらいことでっせ。ではついでにちょっと拝見しますか、、、」
診るとそれは顎骨の露出なんかではなく、残根が挺出しているものでした。なあんだ。そんなの歯医者なら誰でも一眼見れば即座に解決する話なんですが、当の担当者には自力で解決できない大真面目な心配事だったのです。もちろん逆の立場で、歯科ではよくわからないこともその数倍あるに違いありません。
「病診連携の必要性」が言われる昨今、口で言うのは簡単ですが、実際は時間や身体を使った地道な仕事です。でもこれはこれから避けて通ることはできない社会的使命でしょう。
S社から新発売の接着材料がこんな漫画の説明書付きでした。
「歯周病が進行してきて動揺が増してきた」という患者さんに対して若い歯科医が「この新製品で『固定する』から大丈夫よ!」と言っています。まさに「臭いものに蓋をする(だけ)」、名前は明記されていませんが、監修している歯科医師の甚大な誤解、看過できない間違いですね。
私こと
この数年来、全国でのべ数千人の歯科医歯科衛生士たち対象に「重度歯周病の患者さんにプラークコントロールなく『とりあえず固定』することの危険」、またそうした症例への具体的対処法を、実例のうえでお話ししてきました。
数年前、G社の新商品のパンフでも今回と同様の宣伝がありましたが、上層部に私の声を届けてくださる人がいたことからそれが反映され、パンフは全国から撤収されました。
「歯周治療に自信がない、よくわからない」若い歯科医らがこのS社の漫画をみて、従来同様 「歯周病が進行し歯が動揺する〜『とりあえず』固定」 というイメージがつくことを危惧する次第です。
2月に西の隣県で、3月東の隣県でそれぞれ歯周治療についてお話しさせていただく機会があります。このパンフをネタに詳細に解説することにします。
そろそろ来月からのいくつかの講演の内容のまとめに本腰をいれなければなりません。リクエストいただいている「スタッフ教育について」は、今回に限らず以前からしばしば質問いただくことです。みなさんそれがなかなかうまく行かなくて困る事が多いのでしょう。でもそれは当院も同じことです。私が以前から思っていることは、1.高額有料セミナーに依存しない。 2.院内およびスタディーグループ内で継承する、そのシステム の2点です。
そしてそのためにやってきたことといえば「富山剱の会Basicのもちまわりプレゼンの準備を通した知識の整理」「模型での基本実習」「時間」がそれにあたるはずです。でも一番重要なことは院長、スタッフが歯周組織を「読む」眼をもつこと、そのためにどうしたらいいのかスタッフ自身が「考えて努力する」ことでは一番ではないかと思うのですが、いかがなものでしょう。
歯科衛生士:魚谷眞梨 2012 年石川県歯科医師会立歯科医療専門学校卒業
DH園子さんは新卒以来17年の長きに渡り勤務してくれていました。書道5段の腕前から繰り出されるルートプレーニングは全国トップレベル(と私が認定しています)、幾多の難症例も彼女の手によるものが多いです。’08GC学術講演会の大舞台で緊張に震えつつ(?)私と一緒に講演してくれたのもいい思いでです。真顔で「食事が喉を通らない」というひとを私はあの東京フォーラムの控え室で初めてみました。
昨年の電撃結婚からオメデタとなったのですが「10月の出産間際まで勤務したい」との本人の意向で大きなおなかを抱えながらもこれまでと何も変わらずにいました。ところが昨日、急に不調を訴え早退。今日になってわが釣り友ギネ医S先生から電話「仕事どころじゃない!即入院!!」という訳で突然のドクターストップとなってしまったのです。そんなわけでこれまでの仕事に慰労する間もなく急な退職となりました。しばらくしておちつかれたらあらためて感謝の意を表したいと思っています。
わが剱の会例会は月に一度の楽しみですが、一年一度の楽しみ、歯科オタクの集合体が明後日に迫りました。分科会、夜の余興とも準備は完了。
さてそんな折、同級生ながら現役女子大生SさんからFacebookなるものにお誘いがきました。そういえば以前誰かからこんなの来たっけ、、、、そのなかみてびっくり!近隣の歯科医、ブログ友、歯科オタク友、高校の同級生ら知った顔ばかりなのです。そして「このひとはこのひととお友達、その友達が誰それ」と。よくわからないままに数人にお友達登録したところ「この人も共通の友達、こっちはいいの?」と。Facebookってゆうなればブログの簡単バージョンにひとことコメント皆で書いて遊ぶ、この人はこれにこんなの書いたよ、貴男のコメントは?って感じ、全部みてたら一日中PCに張り付きっぱなしになりそう、、、、。
これらの「異常さ」は、歯科医ならだれでも一目でわかると思うのです。
怖いことはこれらは稀なケースではなく、こんな蛮行の被害者が私の許に連日続々来られるのです。悪魔が数人、、、どうにもならないことになっている患者さんたちが一番可哀そうなことには間違いないのですが、、、。
DD誌原稿提出締め切りが迫るなか、執筆を依頼したDH.KとDH.Yが半ベソ。ノーガードだったPCにウイルスが侵入したらしくほぼ仕上がった原稿が開けなくなったというのです。感染源は本HPアドレス宛に海外からきた怪しいメールらしい、、、!その余波は院内にある数台のPC,外付けHD,数本のメモリスティック全てにおよび、全て抗原抗体反応++となってしまったようです。「一度挿したUSBから次々感染!?元カレの元カノってやつね。」なんてオヤジのギャグにもなりません。
私はといえば原稿3本は提出済みはよかったものの、来週に迫った大会場での講演の原稿を開いてみたらところどころ虫食い状態。「ファイルが見当たりません」なんて表示されてしまうのです!怒り心頭、おのれ~!!!ウジ虫ども。今朝4時前起床、9時の診療前までにプレゼン原稿全て組み直しました。やれやれ。しかしこれではあと10日間、気が抜けない。
10数年前に某所から無料でいただいたマイクロスコープに改造を加えながら重宝して使ってきたのですが、レンズの角度を変えられないため術中無理な姿勢を強いられることや、焦点距離が10数㎝と短いため対物レンズが器具の操作にの邪魔になることが悩みの種でした。前歯部の小手術や充填やにはそれでも充分使えるのですが、大臼歯の見えない根管を探りだしたり穿孔部位や破折線を確認したりする際には非常に使いづらくめんどくさくなって投げ出したくなることしばしば。これではダメだとついにマイクロスコープ新調を決断したのです。
さすが、レンズの角度をあらゆる方向に調節できるしLED照明が明るいので根管のず~っと深いところまで直視できます。問題の焦点距離は25cmと余裕充分。CCDカメラをビデオ端子でつなげ動画も撮れるので患者さんへの説明や記録もできるなど、もう言うことなし!ただし難点は顕微鏡の世界につい没頭しすぎてしまい(お待たせしている)他の患者さんにご迷惑をかけてしまうことです。まだまだ進化したいわが診療室、もうひとつのサプライズは秋ごろと予告です。
日歯広報をながめていたら新刊案内です。
ブラキシズム研究の第一人者として著名な先生の本の広告に、師とあおぐもうひとり著名な先生と一緒に私の名前が載っているとは、大変光栄ながらかなり気恥ずかしいことです。
果物の王様ドリアンの余韻が残るなか、熊本からこんな高級なスイカが届きました。
解説書つきのブランドものです。もったいなくて包丁を入れられません。よく冷やしていただきます。T先生ごちそうさまです!
石巻M先生が診療所の再開に向けて動き出し、損失した備品のうちパノラマの自動現像機を探しているとの情報をききつけました。私はデンタルのX線写真のアナログは譲れませんが、パントモは一昨年にデジタル化しました。しかし故障か何か万一の折に必要なこともあるかもしれないと思い、自現機は廃棄せず倉庫に保管してありました。それを快く進呈することにしました。
このまま倉庫の中で余生を送るものと思われていた自現機も最後にもう一仕事させてもらえるのなら本望でしょう。頑張ってこい!
ドリアンをいただいてから四日後、硬かったお尻がぱっくり割れてきました。完熟のようです。
出刃包丁とまな板を使ううなこともなく硬くて太いとげのような表皮を革手でひらくとバックリ割ることができました。中はクリーミーな果肉、しかし匂いが、、、皆及び腰。
診療用グローブを手に恐る恐る口にする、、、これがよくいわれるチーズケーキ味か!?果物と玉ねぎをまぜたような微妙な食感、甘い。匂いはだんだん慣れてきました。と思いきや、冷やすと美味いかも、と残りをスタッフ室の冷蔵庫に入れておいたところ、後は大変なことになったそうです。「果物の王様」初体験の機会をB級グルマンIさんごちそうさまでした!
B級グルマンIさんがこんな危険物を届けてくださいました。後にIさんからきいた話では、これをもらったひとはほとんど全員「うっ!」という顔をするそうですが、私だけは「おっ!」という顔をしたんだそうです。Iさんはきっといろんな人たちのそんな表情をみては楽しんでいるのでしょう。
東南アジアあたりではこれの中毒になるひとがいるとかいないとか。そういえば25年ほど前にオール東歯大としてラグビーの試合にシンガポール遠征した際、路地端でこれを手づかみでムシャムシャ食べてる少し頭のイカレたおじさんをみたことがありました。それはそうと、よく「タマネギの腐った臭い」とか「ゴミ収集車の臭い」とか称される通りとにかく滅茶苦茶猛烈に「臭い」のです!診療室はおろか玄関先にもこんなものとてもおいてはおけません。暫く眺めながら熟するのを待ち、お尻が割れてきたら食べるのだそうです。さあてどうしたものか、、、。 (この項続く)
患者さんのSさんが経営されている琉球料理店でオリジナル泡盛を作っているそうで一本いただきました。本ブログ「'09西表島」の記事をご覧いただいたそうです。
ボトルのラベルには高岡大仏が描かれていて沖縄+高岡のハイブリッドです。早速今晩いただきます、ごちそうさまで~す!
栃原松田熊谷先生の編著です。熊谷先生が巻頭に連載されていた頃、一冊にまとめればいいのになんて想像していましたが、それが実現。KDMメンバーとそのスタッフらで脇を固めた好著になりました。これはわが富山剱の会でも教科書になることでしょう。そのなかで私もちょこっとだけ執筆に加わらせていただきました。今回は初診時の様子しかお見せできないことが残念ですが、この症例は治療経過もいずれどこかで披露したいものです。
それにしてもまたしても天草に借りをつくってしまいました。いずれなんらかの形でお返しなければなりません。
ところがパラパラ眺めていたら、なんと自分の原稿に誤まりをみつけてしまいました。
p90図5の図説「緑矢印:「6近心の骨欠損」を「破折線」に訂正です。ううむ、またやってしまった、、、「答案は慌てて出さず、ちゃんと見直せと言っただろ!」なんて子供にもいえません。あ~あ、っと。
昭和62年の今日ですから25周年になるのでしょう。このあと25年こんなペースでできるわけはないでしょうが、あれこれ忙しくしているうちが花、かもしれません。
そんな佳き日に新看板ができてきました。永年親しんだ土曜午後休診を、ここにきて木曜午後休診に変更してから1カ月、まだ身体も心も慣れません。
昨年末出産のために一旦退職したDA関野が愛児を連れて遊びにきてくれました。
みてください母の幸せいっぱいな笑顔!
鼻筋通った寅年生まれの男の子「虎太郎くん」イケメンくんになりそうです。よかったね~!
東北へ出撃要請の赤紙が来ない、時を逸すれば萎えてきそうだ、、と悶々とするなか、ごくごく一部の野次馬や手柄立てさの団体役員ら腰抜けな輩に腹立たしい今日この頃です。
数年前に勤続15年以上となった歯科衛生士3人に続き、新卒で20歳だった歯科技工士桜井も勤続15年表彰となりました。永年ありがと〜。
若いスタッフも少しずつ育ってきていますが、でもさらに新人衛生士ももう一人必要です。
被災地へ赴いた先生たちから現地の具体的な情報は寄せられているものの落ち着かない毎日です。いつ要請がくるのか、どうせなら早く行かせてほしい。内心ビビリ半分ながらそのときを待つのみです。そんななか本日臨時休診しました。でも目的の卒業式は中止となり一日ヒマは嵐の前の静けさか。検死のあとの次のプロジェクトの準備のため、歯科オタク部屋に籠城をきめ込みました。
晴天だというのに部屋を真っ暗にして集中した。今日はとてもいい仕事ができました。
大震災以来、日本中のひとたちと同様、何をしていても何も手に着かずにずっと悩み続けていました。日本臨床歯周病学会、富山県歯科医師会をつうじて日本歯科医学会から届いた協力要請です。
「最後のアイデンティティーである身元確認は歯科医の責務」
「自らも被災者でありながら被災地にあって黙々と確認作業を続けておられる会員の姿」
「10年前の私なら若過ぎてできなかった、10年後では歳とりすぎてできないだろう、、、」
「ラグビーに例えていえば口先ばかりでタックルに行かない連中と試合してるようなもので(『日本を想いイラクを翔けた ラガー外交官奥克彦の生涯 新潮社』より引用)」
vs.
「でもだからといって何もわざわざ自分が、、、」
「2次災害、原発の不安」
「日航機墜落のときの作業での想像を超えた地獄のような様、今回はその比ではないはず」
「(先遣隊の申し伝えより)惨状への想像は想像ですらなかった」 etc.
これまでジコチュウに「自分のやりたいことだけ」好き放題やってきた私です。歯科医にしかできないことで歯科医の力が「今」求められているのだ、生涯一度くらいは世の中のため働いてみようと決意し昨日申し出ました。
警察から要請があり次第、1週間から10日くらい休診することになります。
予約がずっと先送りになる患者さんにご迷惑をかけることになりますがご容赦ください。
昭和62年に開業以来24年間慣れ親しんできた診療時間(土曜午後休診)でしたが、ここにきて土曜日午後も診療、木曜午後休診に変更することになりました。
県外からを含む遠方からわざわざ当院に来られる患者さんたちのなかには土曜日じゃないと来院困難な方も多いため、土曜日午前中ではなかなか予約が入れられず、多くの方の次回予約が1カ月以上も先になってしまうからです。
今日が新診療時間初の木曜午後です。平日に休んでいると後ろめたく思ってしまい大した用事もなにのにまた診療室に戻ってしまいました。私はいわゆるWorkaholic(仕事中毒)なのかもしれません。治るかなあ、、、
ラバーダムクランプは各種とりそろえていました。誰にいつ教わったかは忘れました。
翼の部分にシートがひったかって破けることがあったりサイズが合わなかったりすることが癪の種で、それがラバーダムを投げ出したくなる理由のひとつといえます。しかし「無翼」があるそうです。
有翼か無翼かは出身大学等によって好みらしい。無翼ならこんなに装着が簡便でフィットがよく確実だと知らず私は四半世紀も歯科医をやっていました。とっくに常識だった先生にはお笑いぐさかもしれませんが、これは切実な問題なのです。でもこれから毎日ラバーダムを使うことが楽しくなるとは「無欲(無翼)の勝利」?
永年、無料で譲り受けた初期のマイクロスコープをあれこれ改造しながら使ってきましたが、上下動しかできず光量の調整もできない煩わしさはもう限界を超えています。新機を導入しなければならないと思い続けてきたので、休診して実習会を受講してきました。
上級機種を買えばいいのはわかりきっているもののいかんせんあまりに高価。廉価版でごまかす予定ですが、その選択基準、チェックポイントがはっきりしました。そのうえまたしても想定外?な収穫があまりに多数。経済的な理由からすぐには無理ですが、一日も早く新マイクロスコープをこの手にしたくてもういてもたってもいられなくなり、周辺機材だけは購入の手配をしてきました。新たな目標がまたひとつ、これだから歯科キチガイはとまりません。
わがHPに前日何人のアクセスをいただいたかをみるのは、日に数回クリックされていると思われる数百人のリピーターの方がどんな記事に反応されるのかを知る朝のたのしみのひとつです。またどんなキーワードやどこからリンクされたのかも興味深いのですが、最近気付いたのはここです。
私たち歯科オタクの総本山、金子歯科HPリンクhttp://www.my-pixy.com/link.htmlにずらりと並ぶ全国の歯科キチガイ、、(失礼しました)訂正します著名歯科臨床家のHPの末席に補欠当選させていただいたことは光栄の至りです。私のHPにはリンクのコーナーがないのでこの場を借りてお礼かたがたご紹介させていただきました。
健康雑誌「からだくらぶ」は名古屋の文創社が発行し富山の家庭薬配置会社「サプリ」が家庭の常備薬といっしょに家庭に届けるのだそうです。
ほんとはそんなたいしたことないのに、かなり誇大な(笑)表現ながら、わざわざ取材に来られたS社長さん、美人編集者Yさん、提供のサプリさん、ありがとうございま~す!
この冬最後にして最大の降雪予報。例年なら夜明け前から新雪へ突撃するのですが、オタク部屋に籠城をきめこみ一日に3回除雪しました。
おかげで大量のレントゲンをPCに取り込みました。当分歯科ネタばかりになりますが、(歯科関係者以外の)一般読者の皆さんにはご容赦のほどお願いします。
他人の仕事をとやかくいいたくはないですが、これ、あまりといえばあまりではないでしょうか?
右上にモクネジがはいっています。最近「終了」したそうです。しかしそれ以外はご覧のとおり重症の歯周病で数歯はもはや感染巣でしかない。急にここまで悪化するはずはなくモクネジ当時術者がわからなかったはずはない。モクネジいれたらめんどくさいことは知らないふりするのか!よほどの悪魔かお○カか分かりませんが、やつには自分の職業へのプライドなんてないのか!!自分がこの方の身内だったらどう思うのでしょう、、、、。患者さんがお気の毒でなりません。
歯科雑誌(だけではないのかもしれませんが)に自分が書いたものが載ると、そのページだけを別に印刷してもらえます。数十部は無料ですが,それ以上の数を希望すると有料です。以前、誌上の常連だった先生が「出版社からいただいた原稿料は別刷り代と相殺(原稿料全額分の別刷りを作る)、いろんなひとに差し上げたらいい」といっていました。数百冊になるのでしょう。私も10数年前、自分の名前と文章が初めて活字になっているのをみたとき、それはそれはうれしかったものです。そしてその後「自分の症例が雑誌に載るのもこれが最後かも、、、」なんて思いながら結構回を重ねてきました。そのうち一番喜んでるのは自分で、別刷りなんてもらってもありがた迷惑な人も多いに違いない、、、と気付きました。
今回はさすがに12回分、結構分厚いです。
原稿やらプレゼン準備やら冬休みの宿題がどっさり。年末年始のここ数日間、早朝から夜までパソコンにしがみつきっぱなしです。その甲斐あって原稿1本、それとずっと気になっていた講演用の挿絵がいくつか完成、、、まだまださて次、とどんどんやるのみです。でもこのペースなら、先日主催者に無理やりお願いしたセミナーの日程延期は不要だったかもしれない。いずれにしても一年の計は元旦にあり。今年一年こんな感じで過ごすのでしょう。今年もよろしくお願いします。
「記事を装った高額有料広告など『シンビヘタ医』がやるものだ、私は宣伝広告の類お断り」が信条です。先日、名古屋のB社社長さんから電話がありました。またしても有料広告の勧誘なら態よく断ろうと思いつつ、よくよくきいてみると「ほんとに取材」なのです。しかも私のことをよく研究されていてHP中かなり深いところにある症例までご存知でした。それならもちろん全面的Welcomeです。遠路はるばるおいでいただいたんだ、普通にお話しではなくひとひねり「カウンセリング」を体感しますか、ってことで逆取材になりました。
同行の編集者さん積年の悩みが露見し診察〜治療計画。
さあて、どんな本が世に出るのやら。
今回で最後にする、と昨年から予告されていました。その最終回
永年にわたって撮りためられたプロのカメラマン以上に美しい写真の数々。セレクトの苦悩ぶりもブログ「土竜のトンネル」で垣間みていました。
これまでも画鋲を刺すのは惜しくて額縁にいれていましたが、まとめて一冊としますか。補欠当選にしてもリストの一隅に入れていただき光栄至極です。
私たちは、よくシャープニングされたスケーラーでのルートプレーニングで幾多の症例を制してきました。超音波スケーラーには多くを期待せずやってきましたが、ここにきて革新的とも思われる情報を入手、皆で実習しました。
これはキュレットが届かない部位なら効果絶大といえます。でもこの抜去歯牙にみるような頑固な歯石がついてるとそれの除去には時間がかかり効率が悪くてしかたがないのです。キュレットならさっさとツルツルにとれるでしょう。「近年歯肉縁下のプラークコントロールの概念がかわり内毒素は根面の深いところまでは侵入しておらずルートプレーニングは必要ないとのエビデンス云々」なんてこともいわれますが、そんなこと言ってては頑固な歯石はとれず治せないでしょう!?大事なことは「使い分け」なのです。今回の新テクニックの成果はいずれどこかしらで報告できるかもしれません。
そんな折、「シャープニングが不要(いつまでも切れる)」というキュレットの情報!。もしそれが本当ならシャープニングのテクニックなんて不要になるが、キュレットを大量に消費する当院にとっての経済的効果ははかりしれないです。それはぜひ試したい!ということでこれ↓。
金色の刃部の金属が未だないほど硬いため、磨り減って鈍ることがない、ということらしい。これも明日から全員でモニター使用です。結果は本ブログにていずれご報告します。
PCプロジェクターは剱の会発足の7年前に当時40数万円リースを組みました。でも先日、S貝先生の講演の際「暗いなあ、、、」とつぶやかれたのを耳にして、もう買い替えなければなるまい、、、と思っていました。その後あれこれリサーチ、スタッフミーティングでデモ機を試写。好評だったので「みんなで買って団体割引交渉どう?」と冗談半分に持ちかけました。するとなんと3人が即答快諾してくれたのです。さすがわが剱の会、いいノリだ!!そんなわけで4台まとめ買いとなりました。
左:旧ずっしり重い2500ルーメン、右:新こんなにコンパクトなのに3000ルーメンと断然明るく値段は3分の1。すごいスペックのどうせごく一部しか使いこなせないのでしょうがこれはすごく得した気分です。今後富山剱の会メンバーのプレゼンはパソコンどころかプロジェクターも各自が持参することになるのかもしれません。
「ワだばゴッホになる(私はゴッホになる)」といって青森から上京した棟方志功は,ゴッホにはならず「世界のMunakata」になったのだそうです。
昨年、オランダのアムステルダムでゴッホ美術館の近くにいたのに、見学できずにいたことが少し心残りでした。そこで10月に上京した折、ちょうど開催されていたゴッホ展に立ち寄ってきました。奇しくもサブタイトル「こうして私はゴッホになった」でした。
オランダ郊外で見た牧草連なる風景画も多数でなんとなく懐かしく,私は周囲の人たちと同じように「したり顔」でした。
棟方志功は青森県生まれですが昭和20年から7年ばかり富山県福光町に疎開していた間、多数の作品を世に出したことから、「富山県が生んだ偉人」のひとりのようになっています。遺作となった’77当時の安川電機という企業のカレンダーをお借りしてきました。
彫刻家の解説によれば棟方志功の版画の技法は、黒は用紙の表から色をつけるが、他の色は裏からつけるのが特徴なのだそうです。本物の版画であればとんでもない値がつくのしょうが、ご安心ください、これはレアものではあるものの和紙にプリントしたものであって版画としてはホンモノではありません。
12枚を気が向いたときに入れ替えます。2番チェアーに座られた患者さんにお楽しみいただきます。
連載もこれにて完了、最終回です。この一年、次回は何を書こうかとずっとこれが頭の隅にあって、悩みつつも楽しませていただきました。「連載のおさらい」は急に思いついたものでしたが、今後何かと使えそうです。
私自身よりずっと歯周基本治療の威力と意義を理解しているのであろう敏腕編集者H氏に感謝をこめて、編集後記を無断で引用させていただきます。
:連載をとおして検討してきた多くの経過症例からは、歯周基本治療の徹底があらゆる歯科的介入のベースとなることはもちろん、臨床とは「観察と評価」の繰り返しであること、またそれは歯科医院の臨床レベルの確認作業であることを、否応なしに理解させられます。:
全くその通りだと思います。お世話になりました。
わが診療室がにわかに華やかになりました。親戚宅に慶事があり、そのお祝いにと各所から次々に胡蝶蘭が届けられ「家中胡蝶蘭!」になったたのだそうです。実におめでたい話なので、そのなかのごく一部をお裾分けしてもらった次第です。
日本酒もお裾分けですが、ひとりじゃこんなに呑めません。
総合病院にCTを撮影依頼し当院のパソコンで解析するスタイルがすっかり定着していまや臨床のライフラインのひとつになっていました。しかし、先日から急に具合悪くなりデータが読めなくなってしまったのです。これは一大事と放射線科に問い合わせたところ「データ処理のパソコンを全てバージョンアップしたからでしょう。ウインドウズなら問題ないはずだが、Macのソフトなら最新バージョンでないと、、、、」とのこと。ところがフリーソフト(無料ダウンロード)の最新版にはMacOS10.5以上が必要なことがわかったのです(OS10.47廉価版を安売りで購入し画像管理専用として使用していた)。アップグレードするしかないか。
3DCTを購入したと思えば二桁くらい安あがりだった、と諦めるしかありませんが、またしてもMacで肩身の狭い思いしたみたい。
3年や4年じゃあ「経過症例」ではないと批判されることは重々承知のうえですが、結構派手な症例な上、結果が数値や文章でなく正確なレントゲンや明確な写真でみたことがなかったのでこのようにした次第です。
同じ号に掲載されている非歯原性歯痛の同級生IM先生の本から引用させていただいたことは最終号に一括掲載です。
「席次表からメニューまで手作りの幸せいっぱい華燭の宴」が思い出されるDA関野(旧姓北山)の臨月が近づいてきました。
「できればお産の直前まで働きたい」という本人の意向を尊重することにしていましたが、ここ暫く体調が芳しくないようで心配でした。ついに無念のギブアップ?を申し出てきて、今日が最後の出勤となりました。
あまりに忙しくても逆に(ドタキャンがあって)ヒマでも、カリカリしがちな院長の下、どちらかといえば「癒し系」の彼女。「スライド見当たらない」「撮影日全部探してくれ」なんてめんどくさい仕事を笑顔でこなしてくれるとってもいいアシスタントでした。子育て子守りにめどがついたら復職してくれるかもしれません。かわいい赤ちゃんが生まれます様。
今日は愚息のバースデーてことで、我が家には稀なケーキが登場しました。
これがいわゆる「ヤリマシタ症例」だったころ、コメンテーターから「こんなの絶対壊れる」と断言されたので「メインテナンスばっちりして10年後には:あの症例はいま:としてどこかに出そう、、、」と期していました。まだメインテナンス8年しか経過していませんが、当面悪化の兆候もないのでとりあえず経過報告です。来月号はきっと面白いが、最終回に難渋しています、、、、。
書店でこんな本をみつけパラパラみていたら私と医院の名前が載っていたので買ってきました。
そういえば数ヶ月前、歯周外科、メインテナンス、インプラント埋入、インプラントオーバーデンチャーの数等のアンケートがきたっけ.あれか。私はこんなもので広告宣伝にしたいとなんて思ってはいないし、これがいろんなひとの眼に触れるかもしれないとなると「慎重に」答えたほうがいいな、と思ったのでした。だから当院の数字についてはほとんど××××(高岡弁でいえば「すったかま」)です。掲載されている名前には知った顔も多いですがそんな眼でみれば私に限らずみんな怪しい、、、。数十万円のお金を払って記事のふりをした広告ページよりゃあよほどいいものの、健康本なんてこんなもんなんでしょう。
新郎新婦とも長身でかっこいい「まるで絵はがきのような」こんなはがきが届きました。We want to let you know our news.(ほら〜、みんな見て〜)と書いてあるのでご紹介します。
新婦は当院勤続17年になりますが、普段は冷静な新婦のこんな格別な笑顔を私は見たことないように思えます。もう幸せオーラ全開!満開!!8月に披露宴なし近親者のみの結婚式をすませハネムーンは10月だそうです。せっかくの人生の一大イベントだから一日で終わらせず少しひっぱって楽しもう、、、という発想なのでしょうか。
原稿をいくつか掛け持ちしてアップアップのさなかだってのに、やんごとない事情からもひとつ追加を断れないことになりました。歯周病と糖尿病の関連について内科医のあとをうけて歯科医の立場としての意見を述べてほしいというものです。
私は立場上、歯周病と糖尿病の関連シンポジウムなんていう企画もしましたが、自分の本音をいえば「歯周病を治したら糖尿病がよくなる、糖尿病を治したら歯周病がよくなる」なんて全く思っちゃいません。別でしょ!?実際私は糖尿病の指導は一切していませんが歯周病を治せています。
でも今回の症例では、10年来メインテナンスしてきた歯周病が突然悪化した背景に糖尿病が潜んでいたこと、患者さん自身のモチベーションで糖尿病がコントロールされ、それに伴って歯周病も再びコントロール下になったことから「増悪因子には間違いない」のでした。そして両者には「自分で治そうとする意思のあるひとにはコントロールできる、まさに生活習慣病という点で共通する」というのが教訓です。
ところで今日初診で遠方から紹介でみえた若くして重度の歯周病の患者さんのカウンセリングでのこと。歯周病の成因と治療の仕方、予防の仕方について詳細なご説明をしました。すると終わったのに涙を流されなかなか立ち上がらないのです。おいおい、まだ治ったわけじゃない、これからなんですって。でも涙を流すほどに納得いただければ、この方のモチベーションも決意も満点。必ず治せると私は確信しました。がんばっていきましょう!
根分岐部病変を抱えたメインテナンスが13年経過しました。
ある誌面でのインプラント医と歯周病専門医との対談にて:(イ)「再生療法の適応基準は?」(歯)「歯冠歯根比が1:1を超えたとき(歯冠のほうが長くなったときの意)には再生療法」(イ)大臼歯部根分岐部病変は?」(歯)「根分岐部病変を抱えていれば必ず予後が悪い。リンデの分類2度で骨があるうちに抜歯してインプラントに置き換える方がいい」
『そんな、、、!』(まきの)という訳で今回。
また今月号には永田省蔵先生によるデンタルハイジーン別冊「知っておきたい『力』のこと」の書評が載っています。
今回の編集者執筆者の大半は,私と同年代と少し歳下の語る会メンバー。永田先生はその兄貴分ともいえる皆が敬愛する先輩なのです。この秋のクイント国際シンポジウム、来年のGC国際シンポジウムでも講演されるそうです。かっこい〜っ!
千葉永田須貝と並び称される須貝先生を今週末高岡市歯科医師会にお招きしています。
私がもっとも尊敬する臨床家のひとり北川原健先生の新刊です。
前作の出版が1889年ですから21年前。
北川原先生と最初に遭遇したのは20年ほど前のある宴席。私はそれが長野のスタディーグループ「Oの会」の集まりとは知らずにいました。隣席の若手に「最近、北川原先生って人の本読んだけどスゴイねえ、どんなひと?」なんてきいていたときのことです。たまたま目の前にビールを注ぎに回ってきていた方が「キタガワラは俺だ!」と言ったのです、これにはぶったまげました。あの日からもう20年、、、。私の歯周治療の目標はイエテボりより長野だと信じて、あんな仕事をするには私は何をどうしたらいいのか、とそれを追いかけて今日に至りました。
その後の講演では、それまでの患者さんに定期検診を勧める手紙を出したところとても高い割合(数字は忘れました)の返信があり1,000人もの「気心しれた患者さん」たちとメインテナンスシステムが構築された、、、こりゃかなわんなあと思ったものです。多くの患者さんたちとの良好な関係、生活習慣病をメインテナンスする歯周治療においてここが一番のポイントなのかもしれません。
改訂版の症例の経過は30年以上ばかりというのは驚異的です。もっとどでかいハードカバーの大著にされてもなんらおかしくない内容なのに、待合室におく患者さんむけのパンフのような気楽な冊子に仕上げられたあたりは北川原先生の肩肘はらない臨床そのものなのかもしれません。それにしてもいまにして思えば私が初めてみた北川原先生の20年前は当時40歳代後半,現在の私より若かった。でもすでに現在と同じ落ち着きとオーラを放っておられました、、、、。
歯科オタクな私たちにとって正確なレントゲンは「命!」なのですが、「全国誌登場はおろか、あわよくば国際学会級かも」と思っていた大事な大事な症例の初診時のレントゲン写真をあろうことか紛失(!)してたのです。深夜に及ぶ大捜索を重ねどれだけため息ついたことか。やむなく無念の畳3回タップ(ギブアップ)のていたらく、I出版編集部Hさんには多大な迷惑をかけた。それが今日突然発見されたのです!
県外から通院されてた患者さんがふと気になり、ひっぱり出してみたカルテのなかに紛れ込んでいたのです!こうしてひょっこり見つかることは予想していたものの、今日はほんとにうれしい。スモークで祝杯だ。こんな失態を2度としないようこれからは金庫にいれて鍵をかけておきます。
富山県内の大学勤務だったN子さんは当院へメインテナンスに通われていましたが、東京での歯科治療の予後が思わしくなく、私はとても気になっていました。あるとき保険証が変更になったことに気付きました。千葉県の航空会社に勤務になったのにもかかわらわざわざ当院まで通われているとの由。それではあまりに大変だ。せっかく千葉県なんだし「もし私自身が患者だったら診てもらいたいとかねがね思っている先生のところへ行きませんか?」とお話したのは2〜3年前のことだったか、、、。
先日、そのN子さんからこんなうれしいメールを頂戴しました。ご本人に承諾いただいたので原文のままご紹介します。
「現在千葉県に在住のため、我孫子の千葉先生を紹介していただき通院しております。ずっとある左前歯の歯根の状態がよくなく……いずれ抜歯と思っていたのですが。千葉先生の治療のもと、腫れや痛みがなくなりました。もう治らないと思っていただけに、いい状態になってうれしく思っています。結構何年間も腫れがあり、悩んでいましたので。牧野先生には、本当にいい先生を紹介していただき、感謝しています。ありがとうございました。遅くなりましたが、お礼の気持ちを伝えたいと思いましてメールをさせていただきました。」
さすが。全国縦断講演行脚DVD化の底力を垣間みた思いです。ついでに私までご相伴に預かり株があがったみたいで鼻高々!N子さんよかったね~!!
今回は「歯根膜が歯周組織を再生させる」という少し大げさなタイトルをつけてみました。
火曜会記念講演会「歯根膜の魅力」でDr松井宏榮の症例(歯周病Krに自家歯牙移植)をみて自分の症例にもきっとあんなのがあるはずだと、東京からすぐ家には帰らず診療室に立ち寄ってカルテをひっくり返して見つけ、急遽連載に組み込んだといういわくつき、でもお気に入りケースです。
もうひとつ。今月号には、停滞感漂う劔の会のなかでひとり気をはく風雲昇り龍Dr山崎が載っています。語る会新人発表との連動企画です。そのすばらしい内容は本誌に譲るとして、彼の富山県歯科医師会名簿に載ってる顔写真が怒ったような顔をしているため「今回はせっかくの全国誌だ、顔写真はネクタイをちゃんと締めて写真館で撮ってもらい、一番いいのを提出せよ」と勧めていたのですが、、、、
この写真、イギリス人女性を殺害し顔を整形して逃亡していた犯人と似ていませんか(笑)?実物はもう少し男前です。倹約家の彼のこときっと私の忠告をきかず、写真代を惜しんだに違いありません。おまけに「剱の会」が「剣の会」になっています。あ〜あ、っと。
患者さんから「私の歯は何本あるのですか?年齢的にはどう?」とか「8020達成できるかな?」とはよく訊かれることです。
臨床歯科を語る会で配布されたチラシの中にこんな下敷きの案内があったので購入しました。このグラフのことは以前から黒田昌彦先生千葉英史先生林康博先生らの講演で知っていましたが,「下敷き」なら患者さんへの説明や指導,臨床の評価に便利です。手許に欲しいと思っていたいくつかの資料もこんな形にラミネーターで加工すればいいと思いつきました。
「専門医=いい歯医者」のはずはないし、専門医でなくても「いい歯医者」はたくさんいます。でも一つの指標ということなのでしょう。今年度版は専門医名簿が歯周病のみではなく、「保存」「矯正」「小児歯科」も掲載されています。
よろしくないことは今回も記事を装ったカラー広告に