院長ブログ

カテゴリ「口腔外科」のブログ記事

08NOV

自家骨移植

2010年11月08日

昨日は東京へ日帰りしました。こんな症例への対処のスキルアップのため。
%E8%87%AA%E5%AE%B6%E9%AA%A8%E7%A7%BB%E6%A4%8D%EF%BC%91.jpg
しかし、です。こんなに山ほど見せられちゃあ,畳3回タップ(ギブアップ)です。
%E8%87%AA%E5%AE%B6%E9%AA%A8%E7%A7%BB%E6%A4%8D%EF%BC%92.jpg
でもおかげでた〜くさんのヒントや裏技を頂戴してきました!
「魚釣りた〜い」を我慢して行ってよかった。

21AUG

埋伏智歯の抜歯

2009年08月21日

perico.jpg
埋入智歯があって腫脹疼痛を繰り返してきた。7遠心もいい状態ではない。①8を抜歯、②7を抜歯して8を自家歯牙移植、③7抜歯して8をMTMで引きずり出して、の3案を検討。
 フラップをあけてみると、氷山の一角のようにみえる歯冠にびっしり歯石がついており、これが腫れた原因か、、、、とってきれいにすることは不可能と判断、①8を抜歯に決定。
%E5%9F%8B%E4%BC%8F%E6%8A%9C%E6%AD%AF%EF%BC%91.jpg
骨より上に露出している歯冠はごく一部にすぎずこのままでは分割も不能。歯冠周囲のぶ厚い皮質骨を削除が今回のポイント。そのうえで分割抜歯。
%E5%9F%8B%E4%BC%8F%E6%8A%9C%E6%AD%AF.jpg
所要時間15分、術後の腫脹疼痛もほとんどなし。
こんな手技も超音波を使えば口腔外科医じゃなくても容易です。

08JAN

顎骨壊死?

2009年01月08日

ビスフォスフォネート系薬剤が骨粗しょう症治療薬の第一選択薬だそうですが、その副作用として顎骨壊死が2003年に米国で論文発表されて以来、にわかに注目されています。しかしながらその発症機序、予防法、対処法がいまだに明らかになっていないそうです。患者さんはもとより歯科疾患の治療の不良な予後と誤解されかねないことから私たち歯科医にも忌々しき問題です。
少し前にこんな症例を経験しました。50歳代女性。左上5に歯根露出、ポンティック下部にも骨が露出しています。レントゲンには当然透過像。プラークコントロールが悪いですが、通常の歯周炎とは明らかに異なります。問診では避妊薬ピルを常用されていたことがわかりました。
%E9%A1%8E%E9%AA%A8%E5%A3%8A%E6%AD%BB%EF%BC%9F%EF%BC%91.jpg
5を抜歯し肉芽をそうはしますが、いつまでたっても治癒不全で骨鋭縁が露出し続けるため小さな骨整形を数回行いました。
%E9%A1%8E%E9%AA%A8%E5%A3%8A%E6%AD%BB%EF%BC%9F%EF%BC%92.jpg
ようやく右下の状態になるまで10w。途中、念のため病理組織診も行いました。%E7%97%85%E7%90%86%E7%B5%84%E7%B9%94%E8%A8%BA.jpg
以前悪性腫瘍を偶見した苦い経験がありそれを思い出し心配しましたが、今回は時間はかかったものの大事に至らず治癒をみて胸をなで下ろしました。ピルにビスフォスフォネートと同様な副作用があるのかどうか知りたいところです。再来週開催される整形外科主催の研修会が楽しみ。

12DEC

線維性エプーリス epulis fibroma

2007年12月12日

60代男性。不適合クラウンを外し残根の抜歯と同時に切除。右は2w後。病理所見に悪性は認められなかった。
エプーリス.jpg

『エプーリスとは歯肉腫ともよび、歯肉に生じた限局性で有茎性の良性腫瘤の臨床的な名称である。その本体は歯肉、歯根膜、歯槽骨膜、歯槽骨から発生した炎症性または反応性増殖物である。臨床的には普通は有茎性の腫瘤で表面は凹凸不整、分葉状のものが多い。病理組織学的分類のなかで「線維性エプーリス」は線維組織の増殖からなるもので、肉芽種の陳旧化したものと考えられ、部分的に肉芽の様相を呈し、単調な組織像を示さない。外観は2次感染がなければ淡紅色で弾力性に富み、やや硬い。
エプーリスの治療は外科的切除による。』  (新口腔外科学通論 より抜粋)

10代男性。半年前から発生を自覚した。右は切除2w。あとは経過観察とした。
エプーリス2.jpg

12OCT

悪性腫瘍?

2007年10月12日

’9010初診 50歳代男性
9010.jpg
歯周治療を勧めたが、応じず中断した。

5年後 '95に再来院したが、骨吸収はすでに根尖をこえて進展していた。
進展.jpg
歯肉.jpg

病理組織診の返信は「扁平上皮癌」
病理.jpg
癌センターにて癌病巣摘出および下顎骨片側離断術、しかしその数ヶ月後に亡くなられた。

類似ケース 60歳代男性
悪性?.jpg
デンタルでは前回のケースと見分けがつきにくい。抜歯後すぐに病理組織診を依頼した。
抜歯.jpg
返書.jpg

No Malignancy の文字に胸をなで下ろした。

05OCT

エナメル上皮腫の予後

2007年10月05日

初診当時30歳代女性 右下臼歯欠損部にブリッジによる補綴(‘94)
7年後、ブリッジポンティック下部の腫脹を主訴に来院した(’01)。
アメロ1.jpg
パントモにて右下顎骨にX線透過像が認められる。
アメロ2.jpg

T市民病院歯科口腔外科を紹介。病理組織診の結果はエナメル上皮腫との診断だった。
アメロ3.jpg
全麻下にて摘出術を行った。

6年経過。他の主訴で再来院(’07)。
予後6年.jpg
経過良好。X線上で骨の再生が認められる。

このページの先頭へ戻る