院長ブログ

カテゴリ「Minimal Intervention」のブログ記事

02APR

たかがCR充填されどCR充填

2008年04月02日

接着性、耐摩耗性、審美性の向上その他の進化でコンポジットレジンへの信頼性が高まったことと、マイクロスコープによる精密で確実な手技が発揮できることが相まって、以前とは比較にならないくらいCR充填を行う頻度が増えました。昨日の午前中に行った4例を軽症〜重症に並べてみました。

1.若年者の隣接面カリエス
cr〜1.jpg
2.インレー2次カリエス
cr=2.jpg
3.臼歯のやや広範な2次カリエス
CR3.jpg
4.露髄を伴った深い隣接面カリエス
cr4.jpg
4例とも即日に処置終了です。術前術後の写真をお見せした患者さんの喜び方は術者の想像を超えていて、本当によかったなあと思わされるのでした。
現在の術式ならではの「審美修復」ですが、これがなければメタルインレー〜2次カリエス〜抜髄〜フルクラウン〜歯根破折〜抜歯 の最悪パターンとなるかも?

23DEC

破折歯接着の経過

2007年12月23日

「外傷」の記事 「歯冠破折2w後に」2006 6.24 で紹介した外傷の小学生です。
顕微鏡下で生活歯髄切断のうえ破折片を接着した破折片をがはずれ再来院しました。
当時の写真。
06 6歯冠破折.jpg

外れることは予告していましたが1年半もよくもちました。
07 12破折予後.jpg
スーパーボンドは歯髄を覆い隠すかのように歯根側に接着していて、歯冠側から外れているので感染はありません。この先何度も外れるかもしれないし破折片は使えなるかもしれない。でもそうやって成長が終わるまで時間稼ぎをして切削の時期を遅らせればいい、とお母さんには伝えました。

15DEC

大臼歯のCR充填

2007年12月15日

大臼歯1.jpg
インレーを撤去するとカリエスが意外と深いことがよくあります。
大臼歯CR.jpg
歯髄に近いところはケミカルサージェリーを施し、ウエッジで歯間を広げてCR充填です。

26NOV

隣接面含むCR充填

2007年11月26日

小臼歯隣接面にカリエスを発見
C発見2.jpg
CR充填前後
CR充填2.jpg
こうしたケースでは従来なら間接法によるインレー修復を選択しましたが、CR充填ですませることが可能になりました。

30JUN

マイクロスコープ

2006年06月30日

診療のシステムのなかでもう画期的な変革は望めないだろうとずっと思ってきました。ところが最近のヒットは近頃一部のマニアのなかで流行りつつあるマイクロスコープです。実勢価格はどれくらいか知りませんが、定価300万円くらいのものが多いらしく講習会なども開かれているようです。これを自分でお金を出して買うかといわれたら、あまりに高価で手がでませんが、私は10年ほど前からある方から無償で譲り受けて少しだけ使っていました。少しだけ、というのは照明装置が煩わしく、ピントを合わせるのも苦労するのに、視野をかえると照明の位置がずれて、、、ととても不都合でおっくうだったからです。
ところが、、、
口腔内撮影用デジタル一眼レフカメラに使うためにK先生が開発されたその名もK-Max。いかんせんデジカメ用としては少し照度が不足し、残念ながら全面実用化には至らなかったといろいろなひとのボヤキをきいていました。私もそのなかのひとりです。ずっと埃をかぶっていましたが、K先生のHPをみていてはたと膝をたたきました。ホームセンターでビス、カメラ量販店でレンズフードを調達し、マイクロスコープにとりつけると
マイクロ.jpg
総工費1470円の追加でご覧のとおり世界で唯一(たぶん)完全コードレスのマイクロスコープになりました。今までのコードは文字通り無用の長物。視野は従来よりずっと明るい上ピントの調節もらっく楽!
支台歯形成、印象、歯周外科、根管治療、コンポジットレジン修復、歯根破折線の観察、MIのためのカリエスの程度の確認、露髄の観察 、、、その他これなしでは私の歯科臨床はありえないという生命線になってしまいました。現在の悩みは小型軽量化のために(と思われる)使っている電池です。4個で2000円とちと高すぎです。調子にのって何でも覗いているとすぐに消費します。誰にも電池代を請求できないし今更コードを引っ張るのは嫌だし、なんとかならないものでしょうか。

先日の外傷の修復同様、マイクロなしではこうはいかないという臨床例です。
ほとんど歯髄に届きそうな深いカリエス、精緻な作業によってこそただのCR充填にできました。いささか自画自賛ながら、きれいでしょう?
生切前後.jpg

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