院長ブログ

04NOV

Basic2006

2006年11月04日

スタッフミーティングのなかでも最も重要なパートといえるBasic
デンタルスタッフがどうしても押さえておきたい項目を毎年各医院が持ち回りでプレゼンテーションを行うものです。会を重ねるごとにヒートアップ、今回は「Advanced Basic!」とでもいうべき全員本当にすばらしいものばかりで驚きました。剱の会メンバー全員(私を除き!?)、本当に皆頭がいいんだなあと深い感銘をうけました。以下は抜粋です。

デンタル:立浪歯科口腔外科クリニック
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 「XPは医院のレベルをあらわす」を合言葉にレントゲンのレベル向上維持安定に努めています。立浪先生は特別講演でも昨年に続きわれわれ普通の歯科医には体験できない胸を熱くするドラマを語ってくれました。

口腔内写真:近藤歯科クリニック
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なぜか今までノーマークだった口腔内写真。初めてにもかかわらずとてもうまくまとめてくれました。モデル嬢の口腔内もすばらしい!近藤歯科クリニックの若さと団結はピカイチです。

プロービング:寺田矯正歯科医院Dr山田
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矯正専門医なのに自分の専門分野外のテーマを割り当てられてきっと辛かったことでしょう。にわかに詰め込んだ知識であろうにも関わらず、重要なポイントを的確に押さえた簡潔でとてもわかりやすいプレゼンテーションでした。文字の大きさや派手すぎないシンプルな色使いもセンスを感じさせ見るひとをひきつけるお手本です。

シャープニング&SRP:太閤山歯科クリニック
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この一枚は今大会のMVPだと思いました。
DH Tさんが後輩にシャープニングを伝えるために即時重合レジンでキュレットの模型を自作したとのこと。
膨大な時間を要したことは想像に難くないが、歯科学生の最初の課題である「歯型彫刻」(石膏の棒をシコシココリコリ彫刻刀で削って歯の模型をつくり歯の形を身体で覚える)と同様、きっとDH Tさん自身が一番勉強になったことでしょう。昨年のさいとう歯科DH Kさんのレントゲンのスケッチと同様に素晴らしい驚きでした。

生物学的幅径:さいとう歯科医院
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歯科医師歯科衛生士なら生物学的幅径の模式図を書けること!と唱え続けてきましが、プローブが生物学的幅径を侵して突き刺さっていったとき、それを横からみたらどうなるのか、なんて発想をしたひとがいたでしょうか?ましてやこんなすごい絵を自作してしまう。これも今回の数分のプレゼンだけで終わるのは本当に惜しい。本の表紙にでもしたい一枚です。

歯肉の変化:かわかみ先生
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提示された数症例はあまたある臨床例のごく一端に過ぎないのでしょうが、記録の正確さには驚きます。それら膨大な資料を整理し今回のプレゼンテーションにまとめるにはどれだけの時間を要したのでしょうか。そしてなによりかわかみ歯科スタッフ一同が本当に誠心誠意しっかり地域の臨床にとりくんでいるのがひしひしと伝わってきます。こんな歯科医院に通える患者さんたちは幸せです。
さすが組長。彼の非凡さと深い考察に私はいつも舌をまき尊敬の念をおぼえます。

今年のBasic、みんな本当に素晴らしかった!!

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