院長ブログ

01OCT

「努力は運を支配する」宿澤広朗

2007年10月01日

「宿澤広朗〜運を支配した男〜」加藤仁著 をほとんど一晩で一気に読みおえました。
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(故)宿沢氏といえば「(スポーツ推薦ではなく)一般入試から早大政経学部に入学し一年生でレギュラー」「日本代表伝説のスクラムハーフ」「W杯で日本が唯一の勝利した監督」としてしか知らなかったが、住友銀行の全戦全勝のディーラーとして名を馳せる一流の銀行マンで専務取締役(!)やがては頭取と目されていたそうです。「脳まで筋肉」のスポーツ○カではない、ラグビー+銀行と両方で頂点を極めることのできるひとも世の中にはいるものなんだと驚いた次第です。
『早稲田スポーツの目指すべき理念は、英国同様スポーツを通じて各界のリーダーを育てることにあるべきだ。強いだけではダメだ。常に理念を意識して継承していかなければならない』のだそうでスポーツ活動により自分は従来の経営トップとは異なるリーダーとして養成されたという自負が宿澤氏にはあったようです。
一橋大学の理念 Captains of Industry 、早稲田ラグビーはそれと同じようなものらしい。

この本の記述で一点だけ訂正したいところがあります。
ラグビー日本代表の監督としてワールドカップでジャパンがジンバブエに勝ったとき、テレビ解説をしていた日比野弘さんが「宿澤くんおめでとう」といったと書いてありますが、これは間違いです。「シュク、おめでとう!」といったのです。私はリアルタイムできいていてはっきり憶えています。(どうでもいいことですが)

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