院長ブログ

05DEC

洗脳

2007年12月05日

10数年前、週に2回「ヤマギシ会」から小型トラックの直販車がきて「無農薬無添加の野菜牛乳豚肉鶏肉」等を買っていました。当時他の場所で出会った担当者に頼んで当院駐車場でも販売してもらっていたのでした。しかしそのうちマスコミによくとり上げられ大騒ぎになり始めたのでお断りしました。
 ヤマギシ会実顕地で暮らす「村人」(出家信者のようなものか)になるには自分の所有する全財産を寄進するという話もきいていました。オウム真理教のように絶対権力者がいるわけでもない、しかし40年も続いているのはどういうことなのだろう。また7泊8日の「特講」を終えると参加者は高揚した気分になり涙を流して解散する、、、そんな様子をニュースでみて、どんなことをして洗脳するのだろうと、私はそこに一番興味がありました。
ヤマギシ会という.jpg
「ヤマギシ会」の名前も忘れかけていたころ、書店でこんな本を見つけて即買ってきました。ルポルタージュとはいえ、筆者が小型テープレコーダーを隠し持って体験したもので、ミイラ取りがミイラになってしまう危険を孕む渾身の取材。402ページをほとんど一晩で一気に読み終え、洗脳の謎をとく鍵は大体わかりました。

それにしても私が「洗脳」される前に撤退して本当によかった。

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