院長ブログ

08MAY

インプラントの話

2014年05月08日
インプラントは正しく使えば患者さんの人生のQOLに大きく貢献する有効な治療法だと思いますが,大多数の患者さんたちの治療に満足という好意的な声は無視して数年前のNHKその他により「インプラントは恐ろしく,危険なもの」と強調されたとうけとれるような報道がされたことで世間的にかなりの誤解もあるようです.
(メーカーの販売促進パンフレットではなく)インプラントについて講話の「幹」になるものがないものかなあと思い倦ねていたところこんな本を見つけました.矢島教授は大学の4年先輩,部室がわがラグビー部部室の隣のサッカー部で私の先輩と親友だった「顔」がわかる安心感があります.'90年代の黎明期,口腔外科医として市中で入れられたインプラントの失敗例を撤去する一方だった立場から,進化してきたインプラントを歯科学生に教える立場となられた、という経歴から,インプラントのいい面悪い面すべてご存知ととても中立な立場の方であることも、信頼できる解説書です.
矢島著書.jpg

患者さん,歯科医師,マスコミその他インプラントにまつわるすべての方達に読んでもらい,それぞれの誤解を解いて正しい理解をしてほしい一冊だと思います.

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