院長ブログ

2011年1月のブログ記事

30JAN

歯根膜による歯周組織再生3:GBRの前処置

2011年01月30日

外傷の予後10数年。左右11が激しくアンキローシスを起こしています。右1は連結冠切断で脱落。左上1をこのまま抜歯すれば骨レベルは大きく低下すること必至です。
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2歯欠損を両隣歯を切削しないですむインプラントで修復をきめましたが、右上1は骨レベルがとても低くなる。骨造成の前準備として左上1の歯根膜を引き上げて骨を誘導、その後に右上1にGBRを行いました。骨が安定したので左上1はその役目を終え抜歯しました。平坦になった顎堤にインプラントの埋入は容易です。

30JAN

大雪〜歯科オタク

2011年01月30日

この冬最後にして最大の降雪予報。例年なら夜明け前から新雪へ突撃するのですが、オタク部屋に籠城をきめこみ一日に3回除雪しました。
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おかげで大量のレントゲンをPCに取り込みました。当分歯科ネタばかりになりますが、(歯科関係者以外の)一般読者の皆さんにはご容赦のほどお願いします。

28JAN

歯根膜による歯周組織再生:エクストルージョン

2011年01月28日

その2。左下2メタルコアで歯根破折(黄色線)。これを抜歯すると大きな骨欠損となってしまい,インプラント埋入は困難か審美的でない。そこで病巣を骨縁上に引き上げ根尖の歯根膜を引き上げることで骨を誘導。その上で難なくインプラントを埋入してから8年経過しました。
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抜かれる運命にある歯根膜最後のご奉公!?

28JAN

歯根膜による歯周組織再生:自家歯牙移植

2011年01月28日

カルテをパラパラ広げていたら面白いケースがいくつか。その1
20代女性。右下6は根尖まで骨がなくhopelessといっていいでしょう。抜歯窩治癒後の骨のラインは当然黄色線
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右下8を自家歯牙移植(赤線)。残存歯の歯根膜と移植歯の歯根膜が連なり青線は大きなアタッチメントゲイン。最終補綴までにはもう少し経過観察。

26JAN

Londonから

2011年01月26日

オーストラリアで侵襲性歯周炎の疑いとの診断で当院で歯周治療後順調にメインテナンスに移行、現在ロンドンに在住のMさん(2010 10.6記事「世界は狭い!?」http://www.makino418.com/blog/cat6/cat501/)が、他の用事で帰国されたとかで来院されました。
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昨年9月に続き、当院へは一年に2度くらいのペース。現在は炎症は充分にコントロールされていて安定していますが、歯冠歯根比が悪く油断は禁物、定期的なメンテナンスは絶対必要。何かの折に当院へ来られるのは大歓迎ながら、ぜひ当地でのかかりつけメンテナンスを強くお勧めしていることは当然です。今回はBritishAirwaysの直行便で激安五万数千円のチケットが取れたんだそうです。フライトは11時間、ロンドンの自宅から当院まで24時間あれば来られるからたいしたことはないんだそうです。イギリスで歯科を受診するとバカ高いんだそうですが、(日本の国保で)当院でのご本人の負担はごくわずか。こんな話をきけば一年に2度や3度おいでいただくのもアリかな、なんて思ってしまいました。アメリカと当院でメインテナンスを継続しているLさんも異口同音「世界のなかで日本の歯科は安い」にアメリカ、イギリス、オーストラリアよりゃずっとハイレベルな日本の歯科医としては大変複雑な思いです。Take care of yourself!

25JAN

校歌の疑問

2011年01月25日

私は高校生だった頃、校歌の一節「訓(さと)さずや」の正確な意味がわからず、少し後ろめたく思っていました。でも国語の先生に質問するのも恥ずかしくてウヤムヤのまま35年(!)経過しました。
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もうこの歳になれば「私はアホでわからん。教えて~」なんて言うことくらいどうってことありません。数人に聞いてみました。しかし、皆一様に「ニュアンス」くらいは言えても正確には自信がないらしい。なあんだ私と同じじゃないか!わからなくてもそう恥ずかしいことじゃなかったんだ、そんなことなら昔っからきいときゃよかった。まっいいか、誰か教えて~。
 同級生のSさん(T女子大学日本文学科、国文法専攻卒)が、「親友で高校の国語の先生の才媛」に確認してくれました。これで私の35年来の疑問が一気に解決しました。てなわけで以下はプロの回答を引用です。Sさんありがと~。

  さとさずやの[や]は、古語文法でいうと係助詞というもので疑問や反語を表します。この
  場合は反語の用法で、[さとさないだろうか?いや大いにさとすはずだ]という意味に
  なり、[さとす]ということを強調していることになります。つまり  さんの解釈は
  正しいかったわけです。伝統校となると、校歌も古い言葉が使われていて、文化の香
  りがありますね。とてもいい歌詞だと思います。ではまた。

23JAN

雪中ラーメン

2011年01月23日

昨夜のNHK、マッターホルン山頂の映像を思い出し、山頂の新雪でカップラーメンをつくったらきっと美味いに違いない、、、、というわけでお昼前から新雪ハイクです。
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19JAN

悪魔のモクネジ

2011年01月19日

他人の仕事をとやかくいいたくはないですが、これ、あまりといえばあまりではないでしょうか?
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右上にモクネジがはいっています。最近「終了」したそうです。しかしそれ以外はご覧のとおり重症の歯周病で数歯はもはや感染巣でしかない。急にここまで悪化するはずはなくモクネジ当時術者がわからなかったはずはない。モクネジいれたらめんどくさいことは知らないふりするのか!よほどの悪魔かお○カか分かりませんが、やつには自分の職業へのプライドなんてないのか!!自分がこの方の身内だったらどう思うのでしょう、、、、。患者さんがお気の毒でなりません。

16JAN

雪山ハイク:二上山

2011年01月16日

半分以上好きでやってるとはいえ、こう毎日毎日パソコンとレントゲンばっかじゃあ、身体が腐りそうです。午後、全国の大学受験生が恐れる雪が小降りになり晴れ間がみえてきた、、、二上山(274m:中学校のときの数学の先生がフタナミサン(273)と覚えろと教えてくれた)へ向かいました。深雪の上でもスノーシュー(裏にアイゼンがついた西洋かんじき)を履くとズイズイ歩くことができ、普通の登山より早い。しまった!熊と戦うピッケルを忘れてきた!!天草の猟師に電話しても遅いし、、、なんて考えつつ山頂の積雪は2m。
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このあと尾根伝いに3時間くらい道なき雪原のラッセルを楽しんできました。
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雪をみただけで意味もなくワクワクソワソワするのは子供の頃からかわりません。

14JAN

別刷り

2011年01月14日

歯科雑誌(だけではないのかもしれませんが)に自分が書いたものが載ると、そのページだけを別に印刷してもらえます。数十部は無料ですが,それ以上の数を希望すると有料です。以前、誌上の常連だった先生が「出版社からいただいた原稿料は別刷り代と相殺(原稿料全額分の別刷りを作る)、いろんなひとに差し上げたらいい」といっていました。数百冊になるのでしょう。私も10数年前、自分の名前と文章が初めて活字になっているのをみたとき、それはそれはうれしかったものです。そしてその後「自分の症例が雑誌に載るのもこれが最後かも、、、」なんて思いながら結構回を重ねてきました。そのうち一番喜んでるのは自分で、別刷りなんてもらってもありがた迷惑な人も多いに違いない、、、と気付きました。
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今回はさすがに12回分、結構分厚いです。

13JAN

健康情報誌『からだくらぶ』vol.20(2011年2月号)文創社発行

2011年01月13日

「北陸発信、今注目のホスピタル!」はこんな誌面になるようです。
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過大な表現(?)には思わず笑ってしまいますがもちろん自作自演でも有料広告でもありません。

09JAN

クラス会延長戦

2011年01月09日

波乱万丈の同級生のなかでも極めつけは先週出席できなかったこの二人でしょう。
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オレンジ色のパーカーは50歳にして漁師に転職!T高校R科卒業して漁師になったひとなど後にも先にもひとりもいないでしょう。昨日、史上最高ともいえる7,300本の鰤を水揚げしたとの由。その話に一同興奮しっぱなし!漁師は間違いなく私の憧れの仕事なのです。左3人目は、(学生ながら給料がもらえる)B医大を自主的に中退、受験の最高峰T大卒後H技研勤務F1レースに携わるも再々度受験して退職。Y市立医学部卒業後、現在は横浜で透析専門医師として活躍しているKくんなのです。このKくんの永年にわたる壮絶なる受験話には一同沈黙せざるを得ませんでした、いやはやものすごい半生。しかもそんな超難関校3校とも授業料は一円も納めていないのだとか!私なんぞうなだれてそこいらじゅうの穴に入りっぱなし、、、。

08JAN

Detal X-P vs CT

2011年01月08日

クレンチャーです。主訴は左上6部歯肉腫脹、左下6違和感。
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これをCT画像と比較しますと
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青:皮質骨を穿孔している根尖病巣 赤:頬側の骨レベル 黄:舌側の骨レベル
ボリュームレンダリングで再構成しました。近心根舌側に破折線です。
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05JAN

生活歯の歯冠破折予後

2011年01月05日

'06 2友達とぶつかって生活歯を破折した13歳女児、露髄しています。歯髄覆罩し破折片を接着。
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その後残念ながら歯髄は失活、4年後に接着片脱離で再来です。今度は破折片を飲み込んでしまった、との由。歯頚部の変色はいたしかたないが、顕微鏡下で渾身のCR充填で歯冠を回復しました。外れたら同じことをするだけです。
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まだ17歳。もうあと数年は歯冠補綴は先送りしたい。

03JAN

久々のクラス会でした

2011年01月03日

高校の3年間クラス替えのない特殊なクラスを卒業してからはや30数年。あっという間に30歳代40歳代が過ぎ去りもはや人生の後半に突入。政治家、大企業の役員、複数企業経営者、大学教授、現役女子大生(!)、病院医長、開業医、郵便局長、歯医者etc.
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クラス会は実に20数年ぶり。昔秀才だったひともそうではなかったひともすっかりオッチャン、お○さんらですが、皆そう大変わりしていないように私にはみえました。
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楽しかったね〜。

01JAN

'11謹賀新年

2011年01月01日

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原稿やらプレゼン準備やら冬休みの宿題がどっさり。年末年始のここ数日間、早朝から夜までパソコンにしがみつきっぱなしです。その甲斐あって原稿1本、それとずっと気になっていた講演用の挿絵がいくつか完成、、、まだまださて次、とどんどんやるのみです。でもこのペースなら、先日主催者に無理やりお願いしたセミナーの日程延期は不要だったかもしれない。いずれにしても一年の計は元旦にあり。今年一年こんな感じで過ごすのでしょう。今年もよろしくお願いします。

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