院長ブログ

11MAY

47歳

2008年05月11日

当院で歯周治療ののちメインテナンス10年以上継続している患者さんのなかで「初診時の状態ワースト10」の資料を集めてみました。
提出10症例.jpg
これら全て初診時のプラークスコア80%以上、プロービングデプス7mm以上が50~60%、4mm以上なら80%をゆうに超える重症例ばかりです。最年少は初診時37歳(これは侵襲性歯周炎もしくは急速進行性若年性歯周炎でしょう),その後18年のメンテナンス,というケースをはじめ、皆、私の歯科医としての想いを込めて治療、メインテナンスを続けてきた重症例ばかりですから細かい数字はともかく患者さんのプロフィールや治療経過、口腔内の状態等は空でいえます。当然、初診時は悪くても全て現在は良好な経過をたどっています。
資料を全てインプットするというひどく単調で煩わしい仕事を終えてあらためて眺めてみていたら、、、10症例の平均年齢は「47歳(!)」なのです。記憶に残るほどの重症例の初診時年齢が想いの外に低く、これは驚きでした。ついつい自分の年齢と比べてしまうのかもしれませんが、まれに見る重症例の歯周病はすでにこの年齢までには進みきっている、ということなのでしょうか。あるいは比較的若くして重症であることが重症たる所以なのかもしれません。
これらの詳細についてよくよくみれば何らかの形でひとかたりできるかもしれません。

カテゴリ

このページの先頭へ戻る