院長ブログ

2006年11月のブログ記事

28NOV

AAPF 5K Fun Run/Walk

2006年11月28日

私は元来早起きで、目覚まし時計がなくても4時でも5時でも自然に眼が覚めるし、アメリカでは飽食して肥満になりそうなので、ジョギングシューズと短パンを持参して到着翌日から毎朝1時間程度走っていました。アメリカ人にも早朝ジョギングマニアが結構いました。そんななか学会が始まる前の早朝にジョギング大会が企画されたのでそれに参加しました。記念Tシャツの文言がふるっていて 
 Perio : It's not just a job, It's an adventure. 
これが一番「歯周病学会」らしかったかな。このフレーズいただきだ。
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 120人くらいで走って終始いいペース。最後はダッシュしてゴールした私は8位!なあんだ結構いいじゃん、、、とおもいきや、なんとゴールに止まったのは私ひとりなのです。なんのことはないそこはゴールなんかじゃなく1マイル(1.6km)の通過点にすぎなかったのでした。みんなまだ黙々と走り続けるではないか。私はがっくりへたりこんでしまいました。しゃあない、もちょっと走るか、、、。ホウホウのていでやっとの思いでゴールしたのでした。情けなや。
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その後にハプニングです。ハーハーいいながら水分を多量に補給してようやく回復し、そこらにいたひとたちと談笑していたのもつかの間、ひどい目眩と冷や汗がでてなんだか普通ではないのです。どうしたのだろう、貧血?そんなことないな、こんな経験したことない、、、。
幸い大事にはいたらず30分程度で回復しましたが、なんとも不可解。学会会場へ行き、ばったり会った徳島のM先生と話していたら全く同じ症状だったというのです。しかももっと重症だったらしい。おかしいよね、と共通項を探ってみたらふたりとも丸かじりしたリンゴが怪しいということになりました。洗ってないらしく周りについている農薬が原因に違いない。彼はレース前にも1個食べたので走っている途中からすでに具合が悪くなったというのです。歯科医ですが博識な彼は英語も堪能なうえ医学一般にもとても詳しく薬も各種もっていて「これのんだらいいよ」と手ぶらで無防備な私にもわけてくれました。ありがと〜!
 カリフォルニアのオレンジは農薬がいっぱいの恐れあり!食べるときはよく洗ってからにしましょう!!

25NOV

埋伏歯抜歯後7遠心の骨レベル

2006年11月25日

1991年初診。30代男性、左下8部歯肉腫脹疼痛が主訴です。
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下歯槽神経に近いうえ下顎枝前縁の皮質骨に埋伏しているため難症例ですが、患者さんご本人の希望により抜歯を選択しました。
危惧したことは抜歯後長期経過のなかで隣在歯左下7の遠心が抜歯後どのような治癒をするのか、ということです。骨のレベルは以下のようになるのではないかと予想していました。このように大きく付着が喪失して歯根露出すれば歯髄炎を併発するかもしれません。
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抜歯から15年後、2006現在のレントゲンとの比較です。
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うれしい誤算です。予想は外れて智歯歯冠があった付近まで骨が再生しています。X−Pで骨吸収を起こしているように見えても実際は基質は残存している可能性がうかがえます。歯根膜による骨再生の可能性が期待できることから、抜歯する際は過剰な掻爬や隣在歯の歯根膜には充分注意する必要があることがこれでわかります。

23NOV

我が家のペットの冬眠準備

2006年11月23日

1. 亀:幼稚園児年中さんの手のひらに乗っかるサイズでしたが、7年経過したらこんなに大きくなりました。冬眠にはいりましたが叩き起こして甲羅を洗い水替えしました。
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2. クワガタ:13匹の幼虫(2006 8.20記事「ノコギリクワガタの誕生」)の大半は成虫になりました。そのうち数匹が死に数匹は冬眠です。残り4匹ベスト4ですから準決勝進出の幼虫はだいぶ大きくなってきました。水分を確認したらこのまま春までそっとしておきます。
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3. 熱帯魚には冬眠はありません。当たり前か。またしても他の遊びと同じく子供のせいにしながらオヤジの道楽(のひとつ)になってしまいました。こんな顔して餌をつつくのか、、、どうして同じ種類の魚で群れをなして一緒に泳ぐのだろう、、、といつまでみていても飽きません。
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19NOV

QUALCOMM STADIUM

2006年11月19日

スタジアムに足を踏み入れると思わず息をのんでしまいました。ご覧くださいこのスケール。向こう側からみたら私自身もこんなけし粒のひとつにすぎないわけです。
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この数万人の大観衆が全員終始ハイテンションで盛り上がり続けています。パスがひとつ通るたびインターセプトするたび嵐のような大声援。今日もまたホームであるSANDIEGO CHARGERSの圧勝でしたからタッチダウンごとに全員が立ち上がり大騒ぎで巨大スタジアムが揺れてみえました。
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 アメリカンフットボールの「巨漢が激突する豪快さ」、チアリーダーやハーフタイムショーなど含めた「華やかさ」こそがアメリカ人にぴったりな雰囲気なのでしょう。やはりアメリカ人が好むのはラグビーやサッカーではないのです。

16NOV

AmericanFootball Game

2006年11月16日

「ちょうど今週末、サンディエゴチャージャーズのホームゲームがあるのだけれどアメフトは人気が高くいつもSold Outらしい」との噂をききました。
試しにと思い、ホテルのフロントできいてみたところ「入手はできるが$170」とのこと。「高いなあ」とやめるそぶりをみせると「ちょっと待って」と何やら電話で相談し「$110でどう?」となりました。
アメリカンフットボールの試合をアメリカで見る事にこそ意義があるわけで、これ以上値切ってもしようがない、購入をきめました。翌日手渡されたチケットをみると$79。差額はどこへ、、、まあいいや。ここは目一杯エンジョイしよう。
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学会をそっと抜けるとタクシーで高速を飛ばす事30分。運転手の「ゲームは何時キックオフだ?間に合わせてやる。今季のチャージャーズは無敗だ」との自慢話をきいていたら巨大なスタジアムがみえてきました。郊外にあるためか多くは車でくるらしい。広大な駐車場には数千台(!)とも思われる車がひしめきあっていました(駐車場の光景を写真に撮れなかったことは残念)。帰りはどうなるのだろう、渋滞は半端じゃない、、。
 スタジアム周辺はキックオフ前の期待と興奮から地鳴りのような歓声につつまれ騒然とした雰囲気でした。私は思わず子供のように興奮し、スタジアムのエスカレータがもどかしく2階席まで急いで駆け上がっていきました。

12NOV

EC

2006年11月12日

数ヶ月前から11/12(日)に大阪へ行かなければならないことにきまっていました。「『出席』のための出席」もなんだかなあ、どうせなら何かからめられないかなあと思っていたところ、エリッククラプトン大阪公演の初日のチケットが手にはいってしまいました。
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これは行かねばなるまい。

15年前からそれこそお義理出席を強いられてきた学会で勝手知ったる大阪城ホールは、昔からのクラプトンファンとおぼしき中年以降のオジオバが主流でした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061112-00000026-dal-ent
クラプトンはといえば「コンバンワ〜」「ドウモ〜ウ!」「Thank you!」くらい以外は、弾きっぱなし。461OceanBoulevardの頃の曲からアコースティックをはさみギターを10本近く替えて2時間あまりクラプトンワールドを堪能させてくれました。
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終盤「やっぱWonderful Tonightっていい曲だなあ、、、」なんてきいていたら突如日本人の大好きなLaylaに切り替えて盛り上がり、ついでCocaine。ラストはアリーナのみんなに「Cocaine〜!」と叫ばせ、ニヤリとしてステージを降りたのでした。ガーッっと盛り上げのせてておいてすっと引く。この辺はプレゼンテーションの巧みさです。アンコール曲はCROSSROADだった。
このひとが1年かけて世界各地を周りのべ何百万人の観客を動員するのでしょう。それにしてもそこいらの普通の中年のおっちゃんたちと比べてもしょうがないものの61歳にしてあの格好良さったらありません。やっぱりギターの神様エリッククラプトンは40年にもわたってロックオヤジたちの永遠の憧れ、スーパースターなのでした。
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09NOV

統一テーマ「垂直性骨欠損」

2006年11月09日

スタッフミーティングに臨む前に参加者にひとつの症例を提示し、その予後を予測してもらいました。
 症例:’93初診時、右下45遠心に垂直性骨欠損がありプロービングデプス>8〜9mmでした。(当時の)新人DH Kによる非外科的ルートプレーニングにてPD2〜3mmに減少し、歯槽骨頂線が明瞭になりました。当時はそれを骨吸収の停止すなわち安定と考え一応のゴールの目安としていました。でも「その後」はみてはいませんでした。
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「それから13年後の2006年、この骨はどのように変化したでしょう?」というのが宿題です。

それを頭のすみに残しながら各医院が垂直性骨欠損への対応としての症例を提示しました。また骨欠損とレントゲンの注意事項を川上先生斉藤先生が模型実験で示してくれました。
かわかみ実験:レントゲンでの骨頂線の安定のイメージ
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さいとう実験:扁心投影でこれほど違ってみえる
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これなど「よくもまあここまで、、、」といつもながら見る者を驚かさずにはおられない手の凝りようですが、レントゲンの規格性の重要さもよく理解できます。

さて宿題の症例にもどって、13年後の解答です。
レントゲン上でもリエントリーでの肉眼所見でも骨欠損は認められませんし、ふたつの実験結果からの反証とも異なると思います。
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 今回の症例では咬合調整は一切行っていません。ルートプレーニングのみによる大きな治癒の可能性を再確認しました。プロービングデプス、デンタル上での骨欠損とその変化、歯周病の治癒の様式etc.いくつものテーマが示唆されると思います。いずれも「剱Basic」として繰り返し学んでいることです。
 垂直性骨欠損には咬合性外傷を伴うものがおおいため、咬合調整をして自然移動をはかり骨レベルを揃えるという手法がとられる事が多いですが、非可逆的処置である削合とくに抜髄を伴うときなどは、そのリスクベネフィットバランスをよく天秤にかける必要があることは当然です。

05NOV

サッカーとラグビー

2006年11月05日

数年前から末っ子の長男がサッカー小僧↓になってしまったことで「私の楕円球への情熱はいずれコーチングスタッフとして復活する」という夢ははかなく消えてしまいました。
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まあ私と彼とのキャラの違いもありますから無理強いもできず、しかたがありません。でも毎週末、子供たちのサッカーの試合を応援にいきテントの出し入れだけしてあとは手持ち無沙汰にボンヤリ過ごすというのは私の性分にあいません。何かしらやっていないとダメだと思い、春にサッカーの審判の免許をとりにいってきました。
そして地元伏木高校が12年ぶりの県大会決勝進出でわきかえっていた今日、アシスタントレフェリーとしてのデビューをさせてもらいました。サッカーのアシスタントレフェリーというのはラグビーでいえば(タッチにでたボールの地点をさすこととゴールの判定くらいしかない)タッチジャッジですが、サッカーではメインレフェリーと二人のアシスタントレフェリーの3人でジャッジするようなものでオフサイドとタッチの両方に眼をこらしていなければならず結構難しいのです。それはいいとして、困ることはフラッグをさす方向です。ラグビーでは「こちらサイドのボール」を指しますが、サッカーは「こちら側へ攻める」方を指すのです。つまりサッカーとラグビーはフラッグを揚げる手が正反対であるわけです。同じイギリスのスポーツなのにどうしてこうなのでしょうか。
ラグビーに慣れ親しんだ感覚をサッカーの流儀に切り替えるのは、例えていえばある日突然「青信号なら止まれ、赤信号なら進め」に切り替えるようなものですから、これは結構大変なのです。私は試合中ずっと「逆、逆、逆、、」と念じながら走っていました。
 私にとってサッカーはあと1年だけですが、勝手に目論んでいることはゲームセットのときピッピーッ!と笛を吹き「ノーサイド!!(ラグビー用語で『ゲームオーバー』の意)」と叫ぶことです。

さてこのチームには私が密かに注目しているフォワードIくんがいます。私はサッカーの細かいテクニックのことはよくわかりませんが、彼はボールさばきがあまり巧くない分、相手に身体ごとぶつかって行くのが好きなようで、特にゴール前になると相手をボールごと蹴り飛ばさんばかりの勢いで猛突進し闘争心を全面に押し出す姿勢をみせてくれるのです。トライゲッター(ストライカーというのかな?)として重要な資質です。でもサッカーでは練習中仲間から嫌われるだろうしコーチからは注意される、今日も試合でペナルティーをとられ注意をうけてしまいました。
私が彼にいいたいのは「いいね〜。ラグビーならお前のプレーは反則でもなんでもない。むしろ『ナイスファイト!』と褒められるぞ。もっと思いっきりいってもいい」
いずれ彼にはラグビーに転向するよう耳打ちしようと思っています。

04NOV

Basic2006

2006年11月04日

スタッフミーティングのなかでも最も重要なパートといえるBasic
デンタルスタッフがどうしても押さえておきたい項目を毎年各医院が持ち回りでプレゼンテーションを行うものです。会を重ねるごとにヒートアップ、今回は「Advanced Basic!」とでもいうべき全員本当にすばらしいものばかりで驚きました。剱の会メンバー全員(私を除き!?)、本当に皆頭がいいんだなあと深い感銘をうけました。以下は抜粋です。

デンタル:立浪歯科口腔外科クリニック
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 「XPは医院のレベルをあらわす」を合言葉にレントゲンのレベル向上維持安定に努めています。立浪先生は特別講演でも昨年に続きわれわれ普通の歯科医には体験できない胸を熱くするドラマを語ってくれました。

口腔内写真:近藤歯科クリニック
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なぜか今までノーマークだった口腔内写真。初めてにもかかわらずとてもうまくまとめてくれました。モデル嬢の口腔内もすばらしい!近藤歯科クリニックの若さと団結はピカイチです。

プロービング:寺田矯正歯科医院Dr山田
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矯正専門医なのに自分の専門分野外のテーマを割り当てられてきっと辛かったことでしょう。にわかに詰め込んだ知識であろうにも関わらず、重要なポイントを的確に押さえた簡潔でとてもわかりやすいプレゼンテーションでした。文字の大きさや派手すぎないシンプルな色使いもセンスを感じさせ見るひとをひきつけるお手本です。

シャープニング&SRP:太閤山歯科クリニック
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この一枚は今大会のMVPだと思いました。
DH Tさんが後輩にシャープニングを伝えるために即時重合レジンでキュレットの模型を自作したとのこと。
膨大な時間を要したことは想像に難くないが、歯科学生の最初の課題である「歯型彫刻」(石膏の棒をシコシココリコリ彫刻刀で削って歯の模型をつくり歯の形を身体で覚える)と同様、きっとDH Tさん自身が一番勉強になったことでしょう。昨年のさいとう歯科DH Kさんのレントゲンのスケッチと同様に素晴らしい驚きでした。

生物学的幅径:さいとう歯科医院
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歯科医師歯科衛生士なら生物学的幅径の模式図を書けること!と唱え続けてきましが、プローブが生物学的幅径を侵して突き刺さっていったとき、それを横からみたらどうなるのか、なんて発想をしたひとがいたでしょうか?ましてやこんなすごい絵を自作してしまう。これも今回の数分のプレゼンだけで終わるのは本当に惜しい。本の表紙にでもしたい一枚です。

歯肉の変化:かわかみ先生
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提示された数症例はあまたある臨床例のごく一端に過ぎないのでしょうが、記録の正確さには驚きます。それら膨大な資料を整理し今回のプレゼンテーションにまとめるにはどれだけの時間を要したのでしょうか。そしてなによりかわかみ歯科スタッフ一同が本当に誠心誠意しっかり地域の臨床にとりくんでいるのがひしひしと伝わってきます。こんな歯科医院に通える患者さんたちは幸せです。
さすが組長。彼の非凡さと深い考察に私はいつも舌をまき尊敬の念をおぼえます。

今年のBasic、みんな本当に素晴らしかった!!

02NOV

'06 剱の会スタッフミーティング

2006年11月02日

歯周治療のレベルはデンタルスタッフのレベルに比例するといっても過言ではありません。
わたしたち富山剱の会では「みんなのスタッフをみんなで継続的に育てよう!」をスローガンに毎年1泊2日の合宿を行って、一年間の成果を発表しあうことで私たちのフィロソフィーを伝えモチベーションを高めることを目論んでいます。今年も7医院35名の参加で10/28〜29呉羽ハイツにて開催しました。素晴らしかった昨年をはるかに上回る仕上がりで、お互い幾ばくの反省と大きな目標に涙した最高に有意義な2日間でした。
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