2011年2月27日
’11高岡市歯科医師会学術講演会
私こと
実に20年間の永きにわたり学術講演会を企画してきましたが、1月の新年総会で学術担当理事としての仕事は今回を最後にしたい旨をアポなし発言しました。
昨今、インプラントや審美修復等にばかり眼が向けられ、歯牙保存の努力がなおざりにされるのはゆゆしきことで、私は歯科のそんなトレンドを危惧する者のひとりです。そんなことから今回はずっと以前から私が目標としてきた臨床家のひとり下地勲先生に「歯根膜で臨床をかえる」でご講演をお願いしました。まずはライトアップされた高岡大仏を眺める座敷にて懇親会、またしても「ほとんど劔の会」状態です。

講演を息をのんで聞き入る皆の表情が印象的。私自身は、といえば卒直後から影響をうけてきたO先生S先生らからもきいてきた「発生の過程」について理解しているつもりでいたものの同じことを他人に説明できるかといえば充分ではなかったと思う。それがクリアになったのは大きな歓びなのです。

県歯時代を通算すれば約100回(!)学術講演会に関わってきました。今回はそのなかでも間違いなくベスト3、とこれも私が勝手に認定しました。やはり講師の選定に間違いはなく、イベント屋の鼻高々。ほんとに素晴らしいご講演でした。
投稿者 makino418 : 15:38 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月25日
根分岐部病変長期経過2
'92初診 30代男性左下6に根分岐部病変1~2度.
口腔内写真,レントゲンのQuality(の低さ)は当時の当院の実力そのままです。

真面目な方です。19年メインテナンスが継続されています。

根分岐部にX線透過像あるもののよくコントロールされています。
投稿者 makino418 : 08:21 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月24日
「根分岐部病変2度は抜歯」だって?
アメリカでは根分岐部病変2度は抜歯〜インプラントとなるらしい。バカな話です。

そういえば「根分岐部病変2度は骨のあるうちに抜歯して○ンプラントをうつべきだ、歯冠歯根比1:1を超えたら(歯冠の方が長くなったら)抜歯して○ンプラントだ」という記事がありました。それがなんと「歯周病専門医、指導医」なのです。「こいつ歯周病専門医の面をかぶったモクネジ屋だ、生かしちゃおけねえ、、」
というわけで根分岐部病変2度の経過例です。
'97初診。当時40歳男性。主訴は右下臼歯部疼痛。根分岐部急性発作でした。8は抜歯しますが6の保存は当然です。

それから13年後の'10 現在。6ヶ月に一度のメインテナンスが継続されています。

根分岐部は依然存在しますが、骨も歯肉も安定し付着歯肉も育ってきました。両隣在歯とも歯冠歯根比は1:1より悪いですが、別に何の問題もありません。
投稿者 makino418 : 22:21 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月22日
無翼のラバーダムクランプ
ラバーダムクランプは各種とりそろえていました。誰にいつ教わったかは忘れました。

翼の部分にシートがひったかって破けることがあったりサイズが合わなかったりすることが癪の種で、それがラバーダムを投げ出したくなる理由のひとつといえます。しかし「無翼」があるそうです。

有翼か無翼かは出身大学等によって好みらしい。無翼ならこんなに装着が簡便でフィットがよく確実だと知らず私は四半世紀も歯科医をやっていました。とっくに常識だった先生にはお笑いぐさかもしれませんが、これは切実な問題なのです。でもこれから毎日ラバーダムを使うことが楽しくなるとは「無欲(無翼)の勝利」?
投稿者 makino418 : 13:31 | コメント (1) | トラックバック
2011年2月20日
マイクロスコープ実習
永年、無料で譲り受けた初期のマイクロスコープをあれこれ改造しながら使ってきましたが、上下動しかできず光量の調整もできない煩わしさはもう限界を超えています。新機を導入しなければならないと思い続けてきたので、休診して実習会を受講してきました。

上級機種を買えばいいのはわかりきっているもののいかんせんあまりに高価。廉価版でごまかす予定ですが、その選択基準、チェックポイントがはっきりしました。そのうえまたしても想定外?な収穫があまりに多数。経済的な理由からすぐには無理ですが、一日も早く新マイクロスコープをこの手にしたくてもういてもたってもいられなくなり、周辺機材だけは購入の手配をしてきました。新たな目標がまたひとつ、これだから歯科キチガイはとまりません。
投稿者 makino418 : 22:59 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月17日
‘11GCセミナー&講演
気合いを入れて行きますよ!

5月東京、6月大阪、準備着々。

ただしインフォメーション上の顔写真には訂正があります。血糖値騒動で7kgほどダイエット、一番痩せてた頃の写真のため、その後毎晩さつま芋と昆布入りのアルコールを飲み続け3kg程度リバウンドした現在とは少し違う容貌なのです。こりゃ5月までに帳尻をあわせなければ、、、。
投稿者 makino418 : 14:26 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月14日
リンクありがとうございます!
わがHPに前日何人のアクセスをいただいたかをみるのは、日に数回クリックされていると思われる数百人のリピーターの方がどんな記事に反応されるのかを知る朝のたのしみのひとつです。またどんなキーワードやどこからリンクされたのかも興味深いのですが、最近気付いたのはここです。

私たち歯科オタクの総本山、金子歯科HPリンクhttp://www.my-pixy.com/link.htmlにずらりと並ぶ全国の歯科キチガイ、、(失礼しました)訂正します著名歯科臨床家のHPの末席に補欠当選させていただいたことは光栄の至りです。私のHPにはリンクのコーナーがないのでこの場を借りてお礼かたがたご紹介させていただきました。
投稿者 makino418 : 18:39 | コメント (2) | トラックバック
2011年2月12日
あしたのジョー実写版
テレビアニメが放映されていた当時、私は小学校低学年だったと思います。あしたのジョーはやや難解でどちらかといえばタイガーマスクのほうが好きでした。当時「クロスカウンター」が効く訳がイマイチわからない、ダブルやらトリプルやらになると倍増するのはさらにわからない、と思っていました。でもいまみたらどうだろう。

前評判どおり丈、力石役の肉体は素晴らしい。それに皆が知ってるアニメのイメージどおりの顔をよくも揃えられるものです。白木葉子もドンピシャ。丹下段平はかの宇治長次郎、「右上2は歯医者が抜いたのか!?歯周病でフレアアウトしたような歯並びはどうやって、、、」となどと考えてしまいますが、やはり特殊メイクなんでしょう。クロスカウンターの疑問はこの歳になってもやはりわからずじまいでしたが、皆が静かに息をのんでスクリーンを見つめている、とてもいい映画でした。
投稿者 makino418 : 20:30 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月11日
知る人ぞ知る超美味い食パン
近所の主婦Jさんが評判をききつけて買ってきておすそ分けしてくれた食パンが、「まわりパリパリ、なかしっとり」のいまだかつて食べたことないような美味しさだったのです。東京にも銀座にもこんな美味い食パンはあるまい(もしかしたらあるかな)。金沢の手前、森本までは自宅から車で1時間、国道から随分遠い辺ぴな場所です。わざわざ「パンを買いに行く」とは普段の私には考えられないことです。

お目当ての「普通の食パン」はたったの660円、なんか悪いなあ。明日の朝食が楽しみ!
投稿者 makino418 : 19:12 | コメント (1) | トラックバック
高岡は冬、金沢は春。
講演会は午後からですが、少し早めに金沢入りして有名鮨店に行こうときめていました。

数年前、出された鮨の写真撮ろうとしたら「当代随一の鮨職人」といわれる銀座の巨匠に怒られてしまいましたが、こちらではそんなこともなく(当然ですね)、たかがランチですっかりリッチな気分になりました。現在、私の自宅前にはまだ数十㌢の積雪ですが、県境を越えると雪なんてほとんどなく、金沢はすっかり春でした。
投稿者 makino418 : 18:54 | コメント (0) | トラックバック
歯根膜による歯周組織再生5:Anterior Guidanceの不調和
右下1の動揺が主訴です。根尖を超えているようにみえる大きなX線透過像です。全顎的にはそう悪くもないのになぜにここだけこんなにsite specificなのか!?抜歯するしかないでしょうか?

同部にpcの悪さもありますが、これは咬合性外傷であることは一目瞭然。対合歯メタルボンドブリッジの歯肉退縮は下顎前方運動時のガイドが強すぎることの裏付けでしょう。処置方針としては通法のpc、SRPと並行してガイドの調整。歯周外科は禁忌です。X線像の改善には少し時間がかかります。
投稿者 makino418 : 08:59 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月 8日
Ankylosis(置換性吸収)からの脱出
当時17歳女性。スキー場でスノーボーダーと衝突し左上2を完全脱臼した。ゲレンデにて脱落した同歯牙を探すのに時間がかかり、1時間30分後にふもとの歯科医院へ持ち込み再植(その後転医)。生着はしたものの数カ月後には置換性吸収が始まった(赤線)。
保存は断念し抜歯して犬歯の近心移動を開始(矯正治療は寺田矯正歯科医院寺田康子先生による)。犬歯には小さな吸収像(黄線)がみられることから歯冠を削合しつつ同部位を骨縁付近に位置するまでエクストルージョンを依頼した。6年後の現在、吸収像に変化はない。犬歯近心は「表面吸収」もしくは「一時性置換性吸収」と考えられる。
投稿者 makino418 : 20:39 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月 5日
歯根膜による歯周組織再生4:上顎の自家歯牙移植
上:術前、下:術後。右上7残根を抜歯後、予想される歯槽骨のラインは黄色でしょう。

右上8の移植も検討しましたが、あまりに貧弱なため断念。抜歯後上顎洞へは5mmしかないためSocket Liftを経て、歯根膜が多くて有利な右下を自家歯牙移植しました。移植された歯根膜により緑ラインまで骨が再生、赤線が今回の成果です。
投稿者 makino418 : 21:49 | コメント (0) | トラックバック
北陸発信!!今、注目のホスピタル
健康雑誌「からだくらぶ」は名古屋の文創社が発行し富山の家庭薬配置会社「サプリ」が家庭の常備薬といっしょに家庭に届けるのだそうです。

ほんとはそんなたいしたことないのに、かなり誇大な(笑)表現ながら、わざわざ取材に来られたS社長さん、美人編集者Yさん、提供のサプリさん、ありがとうございま~す!
投稿者 makino418 : 13:20 | コメント (0) | トラックバック
2011年2月 2日
朝の剱岳
海で遊んだ帰り道、いつも眼にする海岸線を走る氷見線と立山連峰です。私はここを通るたび「QOL」なんて言葉を思い出すのです。

近年まれにみる雪も昨日で終わったとか、少し寂しい気もします。講演タイトルバックに使えるかもしれない「気嵐」です。いつもは景観壊す邪魔者でしかないクレーンまで幻想的。

こんな素敵な風景に家から5分。い〜でしょ〜!
投稿者 makino418 : 22:22 | コメント (2) | トラックバック
もうひとつの治癒の形
'97当時にはなんの問題もなかった右下1ですが、'06再来時には垂直性(すり鉢状?)骨欠損となっていました(黄矢印)。プラークコントロール不良に加え咬合性外傷が原因と診断し咬合調整です。

X線透過像が縮小しそれを取り囲むように歯槽骨頂線である皮質骨が太くなってきています(緑線)。根面との間はLJEの獲得でしょうが、プローブは入らず何の問題もありません。骨レベルをそろえるなら抜髄~挺出? いいえ、垂直性骨欠損→骨レベルを平坦に、だけがゴールではありません。。
