院長ブログ

2009年7月のブログ記事

29JUL

週刊朝日 「いい歯医者」歯周病編

2009年07月29日

「広告宣伝費など一円も使わない(やむにやまれぬ「おつきあい」は除く)」をモットーとしていますが、勝手に取材し無料で掲載してくれるなら大歓迎です(笑)。
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注目いただきたいのは歯周治療の実働部隊である歯科衛生士の質と数。日本歯周病学会認定歯科衛生士は富山県内に9人、そのうち当院に4人。大学病院等を除けば一医院に4人は日本一!!来年にはもうひとり合格させてみせます。
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         ↑かなり自慢げでゴメンナサイ!

27JUL

'09長次郎雪渓左俣ルート

2009年07月27日

周囲の物音に目覚めると嵐は収まっていました。テントを撤収。一晩中考えていた「あんな超常体験をしたのだから今回はもういいだろう」という想いは、いつしか「せっかくここまできたのに」にかわっていました。
5:10とりあえず剱沢を下り出合まで見に行こう。昨年の平蔵谷に切り替えてもいいし、、、。
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6:40長次郎雪渓を見上がると先行の2人連れがみえました(黄色矢印)。よし行くぞ!アイゼンを効かせガシガシ登る、1時間後には難なく追い抜き逆に見下ろす(赤矢印)。
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バックリ割れたクレパスやスノーブリッジを眺める。あんなところを踏み抜いて落ちたら生きては帰れまい、怖い!
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次は数人のパーティーに追いついて写真を撮ってもらった。ありがとう、ではお先に失礼します。足取好調だ、バッテリーはビンビンだぜ~!っと。
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8:20熊の岩の上は急登となり四つんばい。ピッケルをサクッサクッと突き刺しながらよじ登る。いい感じだ。もう一本ピッケルがあれば両手使ってリポビタンDのコマーシャルみたいにできるのになあ。
9:25コルから本峰まではアップダウンがきつい。ゴジラの背びれを歩いているんだなあ、と実感しました。
10:00本峰に到着。雨。剱山頂には何度も来たが人っ子一人いないのは初めて。
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さて下山するか。帰る室堂方面から黒い雨雲が押し寄せて来るのが見えました。

27JUL

剱沢テント泊

2009年07月27日

我が富山剱の会例会は待望の新人、弱冠30歳にしてP学会専門医の称号を持つ超有望株のデビューケースプレ。突っ込みどころは多々あるものの卒後2〜3年に手がけた仕事にしては驚異的。将来どんな成長をするのでしょう。そんなこんなで2次会もついつい長引き二日酔、、、。でも午前の診療を終えると剱岳に向かう決意が固まりました。
 剱沢小屋が新築移転したのはいいが「予約者以外は泊めない。予約当面いっぱい、他の小屋に行ってください」なんておかしなことをいうようになったそうです。泊めないと登山者の「命」に関わることになるからどんなに満杯でも泊めるというのが昔から全国の山小屋の慣し、「常識」なのですが。
 そんなこともあって今回はテント泊に決めていました。衣食住を背負って行くのですから大きなザックです。大急ぎで14:50立山駅着 ケーブル高原バスとも私ひとり。大体、こんな時間に山へ向かうひとはいません。16:10室堂は雨。身繕いをして16:20室堂発。先日の北海道の大事故も頭をよぎる、危なくなったら引き返そうと思っていました。ところが足取り快調、身体が軽い、徒歩通勤の賜物なのでしょう。剱沢テント場に着いたのが17:50でした。室堂〜剱沢間1.5hはもちろん自己ベスト記録。ちなみに帰りの剱御前〜室堂が1.5hでした。(知らない人にはなんのことだかさっぱりわかりませんね)
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お湯を沸かし簡素な夕食を終えた。19:00には暗くなる、と同時にものすごい風が吹き始めました。まっすぐ立っていられないのです。ジタバタしても仕方がない、ペグがしっかりしていることを確認するとシュラフに潜り込みました。テントは大揺れ、いつテントごと吹き飛ばされるのかそれともポールが折れて潰れてしまうのか、、、浅く眠れば嵐に叩き起こされる、を繰り返しました。しかし山用のテントの性能はすこぶる良くて何度グニャリとなっても折れず破れず持ちこたえてくれました。
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「悪天は予想できたのに強行したのは失敗か。明日朝起きたら室堂に引き返し温泉にでも入ってもう帰ろう」と考えていました。

22JUL

もう糖尿病とは呼ばせない

2009年07月22日

ここ数週間油断していたかもしれないので、久々に血糖値を測ってみました。
(空腹時血糖値110mg/dl以下,食後1時間値で160mg/dl以下が正常値)
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上:今朝の空腹時, 下:芋焼酎数杯含む夕食1時間後 いずれも楽勝でした。
今度は低血糖になったりして。

「現在日本における糖尿病人口は 1、300万人を越えると推計されています。この数字は日本の総人口の10%をこえていて、その半分以上は治療を受けていないといわれています。」(看護士国試問題より)
総人口の1割ってことは本ブログ読者のなかにも数百人含まれていることになります。決して他人事ではないのです。でも「血糖値は努力で下げられる」は私のExperience Based Medicine 体験談です。みなさん是非チェックを!

20JUL

想定外?

2009年07月20日

この連休の長次郎雪渓アタックは現地から強風豪雨で危険とのニュースがはいり断念。19日は一日診療所に籠って歯科オタクに徹しました。おかげで原稿がかなり進みました。
 山がだめなら海だ、20日は出漁するぞ。でもお昼頃から北風の予報なので遠出は断念、またアジか、、、。「メギスが釣れとるぞ〜」と電話が入ったのでポイントを移動。するとメギスのサビキになんとイカが食いついてきた!「お〜いこの下にイカがおるぞ〜」急いでイカ角に替える、、、今度はイカ角にカレイが食いついてきた。なんじゃお前ら、何でも食うのか!?その後微妙に小さいアタリがコツコツと、、アオリイカかと見紛うばかりの小さなイカのこどもが釣れるのです。ぴったり101m全て同じ青い角に決まっているのです。最初何匹かはリリースしましたがやはり持ち帰って食べることにしました。まだまだ釣れそうだったが風と波がざわついてきたので帰還。でもまだ朝9時。
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午後はまた診療室にこもり口腔内写真レントゲンまみれ。今回、新たな発見がありました!うれしい~!!これも想定外!?

17JUL

「デンタルハイジーン」2009 8月号

2009年07月17日

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私がいなくてもまきの歯科医院はまわっていくかもしれないが、このひとがいないとどうにもならないかもしれない、というDH畔川澄枝のケースです。患者さんはこの10年間かかさず月に一度、県東部から車で1.5時間かけてメインテナンスに来られています。といっても私は挨拶をしてちらっと口腔内を覗くだけでほとんどDH畔川によるメインテナンスケアをうけに来られているのです。スタッフミーティングなどで歯科衛生士のケースプレをきいていて自分のものより面白いと思えるのは、我々歯科医師よりも実際に患者さんと接する時間が長い歯科衛生士たちのほうがずっと深く患者さんと関わっているからなのでしょう。今回も私の全く知らないところでピンチをきりぬけてくれていた、といういい話。口を挟まれぬようにか活字になるまで私にはみせてくれなかった、まさにDH畔川の想いのこもった入魂の一症例なのです。さらに同じ号に富山剱の会急成長株やまざき歯科の美(熟?)女衛生士田中さんのエッセイも。P学会高岡大会で発表依頼してほんとによかったなあ、と思えました。富山歯科総合学院同級のふたりを同時に掲載してくれたのは、同郷の才色兼備N編集長の聡明なる計らいなのでしょう。皆さん是非ご一読ください!

16JUL

傷は絶対消毒するな!

2009年07月16日

臨床歯科を語る会に出席するため午後休診しようとしていた'09 7.3午前中に外傷で急患。
露髄を伴った歯冠破折と下口唇裂傷です。
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歯の治療は本業ですから顕微鏡下で生活歯髄切断と仮充填をさっさと済ます。
口唇の傷については夏井睦先生の話をNHKためしてがってん!で見たことを思い出し、「洗うだけで消毒しない。乾燥しないよう」にこのようにしました。講演を聞く前だったのでいまひとつ理解不十分でした。
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5日後。(上)保湿不完全だった部分は少し瘡蓋になってしまいました。
(下)正しくはこうするのです。水で洗ったあとワセリンとサランラップで保湿。以前は瘡蓋になった方が治りが早いのだと思っていましたが、それは逆。遅いのです。
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11日後。
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前歯のほうはレジンを形態修正して完了。それより唇のほうが気になるとは!開業以来20数年にわたり抜歯後の消毒に使っていたアクリノール、ヨードチンキ等はすべて廃棄しました。ワセリンとサランラップは医院と自宅に常備です。

12JUL

鱚(キス)&鯵(アジ)

2009年07月12日

昨年の今頃ハチメ爆釣したことを思い出しつつも「水深30〜40m付近で45cm級のアジが釣れた!これからが釣れる時期!!」との情報に乗っかることにしました。
「この竿で食える魚を釣ったためしがない」というYくん(ただしその竿を無断借用したNくんやKくんらはちゃんと釣れてる)にもバンバンアタリがきました。よかった、よかった。
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でもでかいのが来ない。こんなの堤防で釣れるのとあまり変わりしないサイズばかりじゃないか、、、。マリーナに帰ると大物満載のひとがいてこっ恥ずかしくなったのでした。いわく「キスなんか釣ってんじゃねえよ」仰るとおり、、、。やはり遠出するべきだったか。帰宅後、天婦羅、干物、塩焼き、刺身等の下拵えに2時間費やしました。これより先は専業主婦にバトンタッチ。
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料理上手なY夫人はとっくにさっさと終えたかなあ。

10JUL

偉人伝説 その1

2009年07月10日

タワーレコード各店どこでも完売という「Thank you!キヨシロー!Tシャツ」がたまたま取り置きできたので、東京在住の長女にとりにいってもらっておきました。
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昼食がてらそれをうけとるために新入会員舞台挨拶をそっと抜け出す,,,渋谷駅に着いたら、釧路のK沢先生夫妻とばったり。(肺癌から再起の)吉田拓郎のこれで最後だというコンサートに奥様が上京されたそうです。「いいなあ。キヨシローさんみたいなこと(58歳急逝)もあるからやはり行けるなら行っとかないとね」「タクローさん(63歳)の歌もトークも遺言みたいでしたよ」奥様はかつて(旦那のイメージとはやや異なり?)バンドで女性ボーカルをされていたそうです。一緒にいた札臨研H先生もギターやっているとかで、山手線の中、ひとしきりオヤジバンド談義に花が咲きました。別れたあと隣の車両に移ると今度は娘さん煩悩な(?)仙台の巨匠と遭遇、臨床歯科と他の学会の話題。これから娘に会うといったらそれはい~ね~、となんだか喜ばれてしまいました。
 翌日「吉田拓郎体調不良でコンサートツアー公演中止」のニュースに驚きました。

08JUL

地酒の部屋

2009年07月08日

「腹も肝臓も八分目」に耐えられるようになった自分をほめてあげたいが、この二日間ばかりは肉も酒も全面解禁にきめていました。ここでの人間関係や人脈は私には重要なのです。
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若手が熱気溢れる夜のプレゼンを展開していたその頃、「元若手」のなかでも勝手知ったる常連は賄い部屋から一歩も出ることなく、馬刺鱒寿司昆布〆蟹等各地高級食材を捌きつつつまみ食い。大半はここで消費されてしまいました!こんな美味い酒肴は一年の楽しみなのです。
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私はすっかり酔っぱらいとなりおんなじことを何度も言っていたらしい。ごめんなさい、です。
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最後まで残ったメンバーで朝4時。

06JUL

'09分科会「力の強い症例にインプラントは有効か?」

2009年07月06日

今回の症例の概要
リスクファクター:ブラキシズム、オープンバイト、グループファンクション
インプラント適用のメリット:「4Virgin Tooth切削回避、ガイドを変えない
メインテナンス:ナイトガード、自己暗示療法
ラッキーポイント:審美的要求はなし、治療に協力的
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「ブラキシズムを自己暗示療法とスプリントでコントロールしつつ11年間メインテナンス継続。インプラントにも対合歯にもトラブルなし。」
11年間の詳細な記録は保存してあるものの今回の分科会の規定「3枚のスライド、発表は5分」には収まりようがありません。私は今回、担当者の企画意図に忠実な症例を提示したまでのことなのです。おかしな質問しておいて「まきのせんせー怒るんだもん」なんていう奴が悪い。

05JUL

'09臨床歯科を語る会新人発表

2009年07月05日

昨年「新人発表コメンテーター」を依頼されましたが、自分の手には負えない大役と固辞しました。しかし「依頼されたら断らない」の取り決めもあるというのに実行委員会に悪いことをしたと反省していました。著名な先生たちの前で私がコメントを述べること等不可能であっても、C先生がつけてくれた先鞭「コメントを著名な先生に振る」でならなんとかなるかな、と今年は腹をくくりました。
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思い起こせば自分の新人発表は16年前。頂いた厳しいコメントに恥ずかしくて顔をあげられず会場から人が去るまでじっと待っていようとうつむいてクレンチングしていたのでした。それを思えばガチガチに緊張しているであろう新人がやりやすいよう入念な根回しをしてゆくことが今回の仕事と思っていましたが、、、、
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プログラムの最初とあって非常に硬いムードが漂い、考えてあったいくつかのギャグは全て封印、こりゃどうも自分のペースにならない。そんなことを思っていたら、なんと自分のメモの字が不明瞭だったこともあって見間違えてしまい(!)時間を詰めなければならない場面で逆に引き延ばしてしまったのでした。ハラハラしてみている人たちから「時間が足りなくなるよ!」というメモを渡される前に自分でそれに気付き、焦りに焦りました。ご迷惑ご心配をかけた各位にこの場を借りてお詫び申し上げる次第です。
 前日深夜まで予演と厳しいチェックを繰り返して発表の内容を煮詰めてゆく各スタディーグループの真剣な姿勢が印象的でした。そうして披露される新人とは思えない高いレベルのプレゼンテーション。そういえば昨年、当会のK先生には口出しすればウルサかろうと思い、なあんにもフォローしてあげず本当に申し分けないことをしてしまいました。

01JUL

比較写真

2009年07月01日

今年2月の人間ドックでうけた「境界型糖尿病」の汚名を挽回したい一心
1.「年中ほとんどなし」を「週に5日休肝」
2.朝食のトーストを半分に
3.昼食の弁当箱を小さいものに買い替え
4.片道7kmの徒歩通勤(片道50分)を週3回 
4ヶ月後の数値:体重6kg減、空腹時血糖値95mg/dl(100>境界型.2月当時105)。
顔写真を比較すると
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左:講演会主催者から「怖い顔で聴衆が集まらないのは困る。笑顔で」のリクエスト
右:同じような角度から
並べてみたらわかる、昨年こんなまん丸に太っていました、これが全国誌に載ってたとは!
もうひとつの副産物:ベルトを切らないと用をなさず「余る」のです。
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「身長体重比?大きなお世話だ。私はデブなのではない、チビなのだ」とうそぶき続けてきました。でもわずか4ヶ月でこれほどの変化をみればやはり過剰摂取だったと認めざるを得ません。元々ダイエット目的じゃないし、すでに目標は達成ですが、(もう止めようと思っていた)剱岳日帰り登山のコンディション維持のためだと思えばモチベーションが持続するか。

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