院長ブログ

カテゴリ「咬合性外傷」のブログ記事

30SEP

「力の関与が大きい垂直性骨欠損」から10年経過した症例

2018年09月30日
pd>9~10mm、とても深いポケットに加えブラキシズムが止まらない難症例でした。
あれから10年、メンテナンスは不定期に患者さんの都合で来院しかろうじて継続されています。問題の垂直性骨欠損は修復され安定しています。 
垂直性こつ欠損.jpg
10年前にはこの症例の予後は見通せなかったですが、これで学習しました。

新作プレゼン.jpg忘れないうちにケースプレ全テーションの形にまとめておきました。
次に遭遇したケースに生かしたいですね。

11JUN

咬合性外傷性と骨欠損像

2017年06月11日
左:2010 2月初診。右下1は危機でした。右:2017 6月メインテナンス。安定。
対合歯との不調和により外傷性咬合となっており、その除去によって根尖を超えているように見えた骨欠損が修復され、安定しているのがわかります。   
柳原xp.jpg
垂直整骨欠損と咬合性外傷の関わりについて50年来の論争にまだ決着がついていないそうですが最近の傾向としていわゆるEvidenceとしては咬合性外傷は関与していない、となりつつあるようです。しかしとてもSite Specificな骨欠損が見られた場合、咬合性外傷を疑いその除去によってこうした改善が見られたことを幾度も経験してきたことから、私は大いに関係ありだという意見は変えられません。
10MAY

咬合性外傷と術後経過

2017年05月10日
歯根膜腔の拡大があってアタッチメントロスのないもの、、、炎症の伴っていない咬合性外傷で、経過があるもの  そうなかなかないものです。
歯根膜腔の拡大.jpg
ようやく見つかって今日はルンルン
29MAY

咬合性外傷から垂直性骨欠損ができるまで

2014年05月29日
Perio傾向になかったNさんでしたが,なぜにこれほどの垂直性骨欠損ができるのかと,不思議に思い,過去のX線写真と口腔内写真を並べてみました.
Nさんプロフィール.jpg
TAとP.jpg
ストレス〜(頻回の甘いものダラダラ食い)プラーク〜度重なる2次カリエス〜BWの侵襲
  ×(ブラキシズム)咬合性咬傷   = アタッチメントロス:垂直性骨欠損
Kr N6.jpg

10NOV

歯根膜腔の拡大

2013年11月10日
右下5の歯根膜腔の拡大は咬合性外傷?エンド病変?はたまた歯根破折???
咬合調整と暫間固定で経過観察。その後ブリッジの支台
炎症がなく咬合性外傷だけなら歯根膜腔の拡大は回復できる、を端的に示す一症例
正常組織へのJFxp2.jpg


06JUL

難症例を解く鍵は咬合性外傷にあり

2013年07月06日
きめてのひとつとなる大事な症例なのに、ケースプレ版がピンぼけになっている事が気になり続けていました。
Kしま咬合性外傷.jpg
ようやくこれで修正っと。でもこの右上1,我ながらよく保存できたものだと自画自賛。
17FEB

暫間固定の適応は慎重に!

2013年02月17日
左上4、根尖まで骨吸収(?)の重症例。1年間の変化です。初診時PD>9~10mm。
「とりあえず暫間固定」すれば外してみたときにはこの歯は抜け落ちたことでしょう。

Kro'12 1~'13 2.jpg
約一年後。歯周組織は安定しPD2mmです。

こうした重症例の扱い方の注意点
 1.プラークコントロールの習慣を徹底する
 2.暫間固定は「我慢」する
 3.麻酔せず歯肉をひっかけないように(丁寧な)SRP
 4.咬合性外傷の除去に注意を払う
 5.安定後(今回は重症例につき初診から1年かかりでした!)固定
 6.PCのあともどりと2次性咬合性外傷に注意
15AUG

矯正治療中、大臼歯に垂直性骨欠損

2012年08月15日
 右下6遠心に根尖近くまでプローブが入る幅広い垂直骨欠損。偶見所見?で紹介来院。矯正治療と並行して咬合性外傷の除去、炎症の除去、歯根膜移動による骨再生を誘導する。

migisita6.jpg
歯周治療開始から1年8ヶ月。付着の位置に注目されたい。願わくばもうあと2mmくらい上方に歯根膜移動できれば骨レベルは平坦になるが、歯冠形態、歯髄との距離を勘案すればこのあたりで手打ちか。
01SEP

セメント質剥離

2011年09月01日
C先生から教わった「セメント質剥離」はK川原先生、モリフジ先生の症例でみせていただいたことがありましたが、実は私自身の症例でははっきりした例は未経験でした。見落としていたのかもしれませんが。(追記:1例思い出しましたが、重症例のため不明徴だった)
セメント質剥離jpg
これが典型例でしょう(でも歯根破折に近いのかも)。これでようやく私もペリオオタクの仲間入りさせていただけるかもしれません。本ブログでは「咬合性外傷」のカテゴリーに分類しました。
11FEB

歯根膜による歯周組織再生5:Anterior Guidanceの不調和

2011年02月11日

右下1の動揺が主訴です。根尖を超えているようにみえる大きなX線透過像です。全顎的にはそう悪くもないのになぜにここだけこんなにsite specificなのか!?抜歯するしかないでしょうか?
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同部にpcの悪さもありますが、これは咬合性外傷であることは一目瞭然。対合歯メタルボンドブリッジの歯肉退縮は下顎前方運動時のガイドが強すぎることの裏付けでしょう。処置方針としては通法のpc、SRPと並行してガイドの調整。歯周外科は禁忌です。X線像の改善には少し時間がかかります。

03JUL

クレンチングとメインテナンス

2008年07月03日

’07 9.25記事 「エンド?ぺリオ?(歯周組織の変化)」症例のその後です。
骨欠損の主な原因はクレンチングと診断しコントロールに努めてきました。X-Pの変化です。 Oでんたる.jpg
診断用のスプリントにはくっきりファセットがみられます。
赤はファセット:.jpg
この患者さんのよいところは
1.プラークコントロールがきわめてよい
2.クレンチングを自覚していて自己暗示に取り組める
3.スプリント使用が苦痛ではない    こと等です。
ずっと経過をみたかったのですが、残念なことにこの度転勤になり関東へ引っ越しされることになりました。やむなくこれ以降のメインテナンスはT先生に紹介状を書き、託すことになりました。

29JUN

垂直性骨欠損の治療

2008年06月29日

「クリーニングだけ」から数ヶ月後、問題の左下6の疼痛を主訴に再来院しました。
ほうれ、だから言ったでしょ、もう猶予はありません。それではいきますよ~。
上は初診(USA)、下は治療後(Takaoka JAPAN)。
リンダさん前後.jpg
近心根周囲の骨欠損が改善、骨梁像の変化です。

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