院長ブログ

カテゴリ「重症」のブログ記事

12DEC

「垂直性骨欠損の発症に咬合性外傷は無関係」説 の症例(?)

2016年12月12日
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40代女性。左下3近心歯肉腫脹疼痛が主訴。オープンバイトにつき外傷の要素はなし(とんでもない位置でのクレンチング等もなし:念のため)。
過去に数回、急性症状でると前医でレーザー照射、、、しばらくすると再発、、を繰り返してきたとの由。

左:当院初診時'16 3  左下犬歯近心にX-P透過像 
右:本日'16 12 も少ししたらもちょっと白くなりますから。

14JUL

主訴:左上2 動揺著しく抜けそう、、、、 

2016年07月14日

気になってた40代男性。左初診、右メンテナンス移行時。
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動的治療期間一年半ですから、これだけの重症例としてはまあまあスムーズに進んだ、ってところでしょう。問題の左上2も抜歯せずにすみ、PB8mm~2mmに安定してひと段落です。
メンテナンスが継続できれば歯槽頂線がもっとくっきりしてゆくはずです。

23DEC

ひさしぶりに一症例報告を

2015年12月23日
この数年、講演やらセミナーやらいろいろ続いたので、例会での発表はそのリハーサルや修正点に費やしてしまうことが多くなりそんなこともあって新たな症例報告は行っていないことに気づきました。一例報告の意義は、準備のなか自分の診断や処置の良いところ良くないところを見つめ直し経過のなかからその妥当性を見出すことで、次へのステップにつながり症例を診る目を養われてゆく、のはずです。
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 新春は原点に立ち返り、一例報告をやってみることにしました。今回は長期経過はないものの 歯周治療、歯周外科、自家歯牙移植、MTM、インプラントと私の手の内にあるテクニックを駆使し治療期間に3年もの月日を要した思い出深い症例でもあります。
冬休みの宿題として準備しようと思います。









28JUN

超音波スケーラーだけでは治せません

2015年06月28日
この症例が完成しメインテナンスに移ることを心待ちにしていました。
40歳男性。全顎にわたって歯肉出血、PD>7〜8mm.若くして高血圧症の治療のため降圧剤の投薬が続いており、プラークコントロールの不十分なことと相まって線維性歯肉増殖の難症例でした。前医からは治せないと言われ、セカンドオピニオン依頼として来院された患者さんでした。実は初診当初、私自身も治療は難しいと考えていて、ひょっとしたら、と話題になっていた超音波スケーラーでのデブライドを試みました。しかし、半年経っても全く結果は現れず方針転換。ルートプレーニングに切り替えました。
するとみるみる結果は出はじめて、結局歯周外科は一箇所のみ、それ以外は全てPD<3mmと回復したのです。 
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ルートプレーニングの威力と底力を改めて実感。
詳細は8月以降のセミナー、講演で解説したいと思います。


03JUL

重症例の術後経過

2014年07月03日
県内複数以上の医院でほとんどの歯は残せない〜総義歯?もしくは???と宣告されたのち当院受診しその後の経過報告2症例。
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今週末にむけてシンプルプレゼンバージョンに衣替えしました。
かなりすっきりしたはずです。

21APR

私の歯周治療の原点

2013年04月21日
左:'90初診。右:歯周「初期」治療後。今現在であれば少し違うアプローチをして、ずっと早く、よりきれいに治してあげられると思うのですが、何せ当時術者も30歳、「よくわかってない若手」時代でした。初診時の口腔内にもその後の変化にも驚き、まさに五里霧中手探りで取り組んだ症例でしたが、私の歯周治療の原点といえるでしょう。
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先日メインテナンスにみえました。23年経過のなかから学ばせていただいたことは、「歯周基本治療とメインテナンスこそが歯を守る」といういたってシンプルな原則の再確認だったのです。
17FEB

暫間固定の適応は慎重に!

2013年02月17日
左上4、根尖まで骨吸収(?)の重症例。1年間の変化です。初診時PD>9~10mm。
「とりあえず暫間固定」すれば外してみたときにはこの歯は抜け落ちたことでしょう。

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約一年後。歯周組織は安定しPD2mmです。

こうした重症例の扱い方の注意点
 1.プラークコントロールの習慣を徹底する
 2.暫間固定は「我慢」する
 3.麻酔せず歯肉をひっかけないように(丁寧な)SRP
 4.咬合性外傷の除去に注意を払う
 5.安定後(今回は重症例につき初診から1年かかりでした!)固定
 6.PCのあともどりと2次性咬合性外傷に注意
06MAR

重度歯周病と矯正治療

2011年03月06日

初診時30代男性。「歯並びを治したい」が主訴でしたがプロービングデプス全顎8〜9mmの重度歯周炎でした。歯周治療後全顎pd2~3mmに改善を確認、矯正治療は専門医山田秀樹先生にお願いしました。
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矯正治療が終わりました、といわれても上顎犬歯遠心にスペースを残す、やや控えめな歯牙移動、、、それが私の眼には物足りなく思ったものでした。しかし経過を観察すること初診から5年、骨レベルは安定し歯肉はタイトに引き締まってプローブははいらないばかりか付着歯肉が増大してきました。良好な経過から矯正専門医の適切で妥当な判断だったといえます。さすがです。

02SEP

メンテナンスに移行

2010年09月02日

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急発〜挺出〜咬合性外傷 で上顎前歯は抜けそうでしたが、なんとか助かりました。右上1右下2近心のX-P像に注目ください。動的治療期間2年弱ですからまあまあでしょう。
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今回の連載には間に合わなかったため治療経過詳細はいずれ別の機会に。

08MAR

重症例の治療経過

2010年03月08日

以前ご紹介した重症例の初診時の正面観とデンタルです。
歯肉の激しい腫脹疼痛発熱のため摂食困難となり入院、点滴栄養補給された方です。
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'08 9主治医の紹介で当院に来院されて以来、さすがに熱心にプラークコントロールに取り組んでいただきました。'08 9~'10 2のプロービングデプスの変化です。青は6mm以上、赤はBOPを示しています。
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「PD6mm以上は歯周外科」というのがEBMだそうですが、EBMってのもあまりあてにならないことがわかります。そしてこの間の上下前歯部のレントゲン像の変化です。
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初診時右上1左下1はすでにに根尖をこえて骨がないようにみえますが、1年半経過し骨が戻ってきました。抜歯の前に当院に来られて本当によかった。

06DEC

「歯周治療なく固定」は悪化

2009年12月06日

歯科医である息子さんの勧めで来院された60代男性、根尖まで骨吸収の重度歯周炎。
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下はこれまでに何度もご紹介しているケースです。年齢重篤度ともとても似ています。異なることは、今回の症例は歯が動くからといって近医にてスーパーボンドで固定されたことです。左上1右上3は隣在歯にぶら下げられていますが保存不可能。
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「歯の動揺がひどい(がどうしていいのか分からない),とりあえず隣とつなげて固定しておきましょう」は悪化させてしまい本当に困ります。

14SEP

犬歯の根分岐部病変

2009年09月14日

侵襲性歯周炎治療経過その3です。
右下3のみすっきりせず、レントゲン上で何やら怪しい像、、、
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フラップをあけてみると、犬歯なのに複根、そこまで骨吸収が進んでいました。
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こんなときこそ再生療法の適応なのかもしれません。

25FEB

侵襲性歯周炎(?)3症例

2009年02月25日

侵襲性歯周炎は、1999年にAAP(アメリカ歯周病学会)により発表された歯周疾患の最新分類での名称です。日本ではまだこの呼び名が徹底されていないので、若年性歯周炎と呼ばれることもあります。
1.30歳代男性 プラーク歯石沈着が著しいが、モチベーション良好
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2.同じく30歳代男性 プラーク歯石ほとんどみられないが骨吸収が著明 これは難症例
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3.40歳代女性 強烈な炎症で摂食困難身体衰弱し数週間入院治療をうけたとのことです。
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いずれも他の医療機関からの紹介にて来院し現在慎重に治療中。3人とも順調に経過しています。いずれ経過報告いたします。

22OCT

つかみはOK(モチベーション良好)!

2008年10月22日

それぞれ別の医療機関からの紹介であいついで来院された2人の重度歯周病患者さんです。
30歳代男性
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40歳代女性
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ふたりとも前医の前に複数の医院を受診したそうですが、私としては「抜け落ちる前に当院に紹介いただいてよかったね~、一本でも多く残しましょうね」というところ。
 30代男性には驚きました。カウンセリングの翌週、「初診時」の口腔内写真を撮影しようとしたらもうすでにピッカピカに磨かれているではないか!「ここでダメなら後がないと思って必死です。こんなことならもっと早くから歯磨きすればよかった」とはご本人の弁です。歯周治療はなんといっても患者さん自身のモチベーションとその持続が最重要。あとは術者のスキルを発揮するだけ。
全治2年くらいでしょうか。がんばっていきましょう!

11MAY

47歳

2008年05月11日

当院で歯周治療ののちメインテナンス10年以上継続している患者さんのなかで「初診時の状態ワースト10」の資料を集めてみました。
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これら全て初診時のプラークスコア80%以上、プロービングデプス7mm以上が50~60%、4mm以上なら80%をゆうに超える重症例ばかりです。最年少は初診時37歳(これは侵襲性歯周炎もしくは急速進行性若年性歯周炎でしょう),その後18年のメンテナンス,というケースをはじめ、皆、私の歯科医としての想いを込めて治療、メインテナンスを続けてきた重症例ばかりですから細かい数字はともかく患者さんのプロフィールや治療経過、口腔内の状態等は空でいえます。当然、初診時は悪くても全て現在は良好な経過をたどっています。
資料を全てインプットするというひどく単調で煩わしい仕事を終えてあらためて眺めてみていたら、、、10症例の平均年齢は「47歳(!)」なのです。記憶に残るほどの重症例の初診時年齢が想いの外に低く、これは驚きでした。ついつい自分の年齢と比べてしまうのかもしれませんが、まれに見る重症例の歯周病はすでにこの年齢までには進みきっている、ということなのでしょうか。あるいは比較的若くして重症であることが重症たる所以なのかもしれません。
これらの詳細についてよくよくみれば何らかの形でひとかたりできるかもしれません。

20FEB

咬合性外傷症例の経過

2008年02月20日

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初診〜6M後〜9M後と
徐々に骨が戻ってきましたが、付着歯肉がなく歯根露出しているので、この辺りが限界かもしれない。

27DEC

咬合性外傷

2007年12月27日

左上犬歯近心の骨欠損です。
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EPT+.プラークコントロールが非常に良い方で赤染めではほとんどどこも染まりません。
ブラキシズムによる外傷と診断し、スケーリング、ルートプレーニングは一切せずナイトガードと自己暗示療法による外傷のコントロールを試みました。

初診と3ヶ月後の比較です。骨が少しずつ戻ってきました。
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07JUN

治療前後の歯と歯肉、レントゲン写真です

2006年06月07日

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